三歳は、心も身体もぐんと成長する時期です。目に映る全てのものに興味や関心が湧くので、何かと質問攻めにされる保護者さんも多いのではないでしょうか。
そんな三歳のお子様にぴったりの、おいしそうな食べ物が出てくる絵本をご紹介します。食べることが大好きなお子様にも、あまり食が進まないお子様にもおすすめしたい、食育も兼ねた絵本です。
「からすのパンやさん」
一冊目は「からすのパンやさん」(かこさとし著)。
名前も可愛いらしい四羽のカラスの兄妹が、自分たちを育て上げるためにパンの売り上げを落としてしまった両親のために、新しいパンをたくさんたくさん作るというお話です。
見開きページにどーんと並んだいっぱいの種類のパンに、子供も大興奮すること間違いなしです!少し長めのお話ですが、三歳になると最後までちゃんと楽しむことが出来て、成長を感じることが出来ますよ。
「おすしのずかん」
二冊目は「おすしのずかん」(大森裕子著)。
あかいおすし、しろいおすし、ひかるおすしにのりまき…まるでお寿司の全てのネタを網羅できてしまいそうなこの絵本は、お寿司がちょっと苦手な子でも興味津々で食いついてくれそうです。おままごとで“おすしやさんごっこ”をする時にはメニュー表としても大活躍する、お家遊びにもぴったりな一冊です。
「ぐるぐるカレー」
三冊目は「ぐるぐるカレー」(矢野アケミ著)。
まあるいお鍋の中に順番にお肉と野菜を入れていくこの絵本は、カレールーを入れて煮込む場面がハイライトです。みんなで一緒に、ページに指を当ててぐるぐるぐるぐる!お鍋をよーくかき混ぜるこのページは子供に大受けすること間違いなしです。もう一度、もう一度、と繰り返し読むうちに、気が付けば暗記するほど読み込んでしまうかもしれません。みんなでカレーを作った気分にさせてくれる楽しい絵本で、おすすめです。
「くまくんのバタつきパンのジャムつきパン」
クマくんのバタつきパンのジャムつきパン (日本傑作絵本シリーズ―クマくんのおいしいほん 1)
四冊目は「くまくんのバタつきパンのジャムつきパン」(柳生まち子著)。
くまくんが“バタつきパンのジャムつきパン”という響きも可愛らしい名前のパンを作りみんなにご馳走するという、ほっこり明るい気持ちになる絵本です。美味しいバターとたっぷりの手作り苺ジャムが、とっても美味しそうです!実際に子供と一緒に作って食べるのもおすすめです。再現が簡単な上に、大喜びで食べてもらえそうなのが嬉しいです。
以上が、私がおすすめする「三歳のお子様におすすめの食べ物の絵本」です。どれも特別高価な食材ではなく、普段の食事に登場させることが出来そうな食べ物ばかりですので、ぜひ子供と一緒に読むことも、食べることも楽しんでみて下さいね。