冒険には事件がつきもの。
仲間と一緒に協力して謎を解く快感に病みつき◎今回はそんな男児向けミステリー小説本をご紹介します。
大人になっても度々読み返しては青春に浸れる名作ぞろいです!
『名探偵カッレくん』
まず最初にご紹介するのは『名探偵カッレくん』です。
将来の夢は名探偵というカッレ少年。知恵と鋭い第六感を武器に、友人のアンデス、エーヴァ・ロッタとともに事件解決に身を乗り出しますが、そこには大きな陰謀が待ち受けていて…?
子供の頃にドキドキしながら読んだ本です。
海外の小説を読んだのはこれが初めてで、そこはかとなく漂う異国のオシャレな空気にコロリとやられてしまった記憶が。挿絵がとびきり素敵で、ブランコを漕ぐエーヴァ・ロッタの姿が特に鮮烈で、今でも容易に思い起こせます。
『パスワードは、ひ・み・つ—パソコン通信探偵団事件ノート』
パスワードは、ひ・み・つ―パソコン通信探偵団事件ノート〈1〉 (講談社 青い鳥文庫)
続いては『パスワードは、ひ・み・つ—パソコン通信探偵団事件ノート』です。
パソコン通信で知り合った仲間たちはみんな謎解きが大好き!最初は内輪で謎を解いていますが、ある日みずきが事件に巻き込まれ…。クイズやパズル、それに暗号、まだ知らぬ知識がいっぱい詰め込まれた本です。無知な子供だったので、モールス信号の存在もこの本で初めて知ったような気がします。
作中に登場する「QED」(証明終了)のセリフがもうカッコ良くてカッコ良くて!シリーズを経るごとに徐々に深まる仲間たちとの友情、淡い初恋、青春が全てここにあると言っても過言ではない作品のシリーズ一作目です。
『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』
そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社青い鳥文庫)
最後は『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』です。隣に越してきた自称・名探偵の夢水清志郎に岩崎家の子供がちょっかいをかけるところから物語がスタート。
しょっぱなから謎がいっぱいですが、注意深く読めば小学生でも自力で解けるのがこの本のミソ。分かりやすく、かつ読み物としてだけでもとても面白い、キャラクターが立った秀逸な作品です。
冒険・仲間・謎解き世界の登竜門!ミステリーの面白さを知るきっかけにピッタリです。