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人生の不条理について絵本から学ぼう

人はみな、より良く生きようとしているのですが、ときに努力ではどうしようもないときがあります。
生まれた環境、巡り合わせによって運命が決まってくることがあるのです。
その中でも懸命に生きようとするから人生は感動が多いものになるのでしょう。
絵本の名作の中には人生をどう生きるかというテーマの本が数多くあります。
そんな良書を3冊紹介します。

 

『せかいいちおおきなうち りこうになったかたつむりの話』

せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなし

著・レオ・レオニ
美味しそうなキャベツにカタツムリたちが住んでいました。ある日ちびカタツムリがお父さんに言いました。僕大人になったら世界一大きな家が欲しいな。
お父さんはそんなちびカタツムリに昔、世界一大きくて、世界一美しい家を手に入れたかたつむりの話を聞かせました。
レオ・レオニの作品は教訓的なものが多いのですが様々な読み方ができるところが魅力です。この作品では身の丈に合わないものを抱えてしまったがために、環境が変わった時に対応できず悲惨な運命をたどることを戒めています。
これからマイホームを購入しようとする前にちょっと読んでおきたいお話です。

 

『よだかの星』

 

よだかの星 (日本の童話名作選)

著・宮沢賢治
よだかは実にみにくい鳥でした。その姿から他の鳥たちはよだかを嫌い悪口を浴びせました。またその名前から誰かに嫌がられ名前を変えろと迫られます。
ある夕方とうとう誰かがよだかの家へ行ってきて改名を迫ります。明後日の朝までにすべての鳥の家を回って改名披露しろ!さもなくば殺すというのです。
宮沢賢治の傑作童話の絵本化ですが、イラストが組み木絵でできており、それがこのお話ととても良くマッチしています。
世の中の不条理ということを考えている大学生におすすめの本です。

 

『手ぶくろを買いに』

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

著・新美南吉
狐の親子の住んでいる森に冬がやってきました。母狐は冷たくなった小狐の手に合う毛糸の手袋を買ってやろうと思います。でも昔、街へ出かけた時の怖い出来事を思い出して足が進まなくなった母狐は、仕方なくこぎつねを一人で街へ行かすことにします。
黒井健さんの絵が何とも言えず美しく柔らかくぬくもりがあり、眺めているだけで時間の流れが変わってきます。忙しい家事の合間に日常を離れゆったりしたい主婦の方、そんな気分の時にオススメです。

 

自分の置かれた環境でベストを尽くす。
結局はそこに行き着くのでしょうね。
絵本だからこそ大人にも訴えかける強いメッセージに感動しますよ。

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