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きのこ、胞子フェチと文体マニアにおすすめ本3選

今回は、少しマニアックな本を紹介。

きのこ、胞子の本は理学系の大学生に、文体練習は文学部の大学生には必読書と言えるのではないでしょうか。
もちろん専攻外の学生にもオススメです。

 

『きのこ文学名作選』

 

きのこ文学名作選

著・飯沢耕太郎
写真評論家として著名な飯沢耕太郎さんがきのこフェチぶり全開で編集した1冊です。今昔物語から高樹のぶ子まで
きのこにまつわる古今の日本文学16作品を収録しています。この本をはじめて見たとき、きのこというテーマ選びだけでなく
デザインでも勝負しているなと思いました。決して万人向けとはいえませんが、若い人、本そのものが好きな人には強く訴えるものがあるでしょう。

 

『胞子文学名作選』

胞子文学名作選

著・田中美穂
胞子にまつわる詩や小説、俳句、短歌を古本屋店主であり、岡山コケの会の会員でもある著者が厳選した作品集です。
小川洋子、井伏鱒二、太宰治、川上弘美、小林一茶、宮沢賢治、内田百など全20名20作品が収録されています。
胞子をイメージした穴が開いている表紙も面白いのですが、中ページにも驚く仕掛けがたくさんある本です。紙がそれぞれ違っていて
文字がものすごく大きいところがあると思ったら、小さい文字がびっしりでしかも活版印刷で紙面がデコボコしていたり
触っても楽しめる本です。

 

『文体練習』

文体練習

著・レーモン・クノー
バスの中で起こった他愛もない出来事が、99通りの文体で表現されています。原作者はもちろん、翻訳者のかき分けセンスにも脱帽させられます。
言葉が持つ無限の可能性を感じずにはいられない、前代未聞の言語遊戯といったところでしょうか。
1947年にフランス語版の出版後、1996年に日本語版が発表されました。それ以外にも、英語、オランダ語など多くの国で翻訳されています。
パラパラとめくって眺めているだけでも楽しめますが、改めて中を読んでもさらに面白いです。
99の文体の中には、あらたまった手紙、いんちき関西弁、罵倒体、英語かぶれ、女子高生言葉などがあり、思わず吹き出してしまいました。

 

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