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お腹が空いたら読みたい、おすすめ小説5選

会社帰りや学校終わり。ふと気が緩んだとき、電車の中でお腹がぐうぐう鳴ってしまいそうになることってありませんか。
もちろんSNSで美味しそうな写真を見るのもいいですが。そんなときこそ本の登場人物たちと一緒に美味しい料理を食べてみてはいかがでしょうか。
今回は仕事で疲れた社会人にも、勉強で疲れた大学生にもおすすめできる『食』をテーマにした本をご紹介します。

 

■かもめ食堂/群ようこ

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

日本からはるか遠く。フィンランドのヘルシンキにある「かもめ食堂」を巡るお話。
映画化もされ、タイトルを知っている方もいるのではないでしょうか。
この作品に出てくる食は、ずばり『おにぎり』。かもめ食堂の看板メニューとして幾度も登場するこのおにぎりは、サチエとその周りの人たちをつないできます。
お腹もそして心もいっぱいになる一冊です。

 

映画にもなったこの本は北欧フィンランドが舞台となっています。

日本人のサチエが食堂をオープンさせます。馴染みのあるサーモンやシナモンロールなどを注文はしてくれるのですがサチエ一押しのおにぎりは誰も注文してくれないのでした。
店の看板メニューであるおにぎりを食べてもらうまでの日々のことがゆるく表現されていて呼んでいるこちらもリラックスしてしまうような印象です。

おにぎりというシンプルな日本を代表する食べ物をあえてストーリーのカギにしているのがこの小説のポイントかもしれません。自分のおにぎりの思い出と照らしあわせて読んでいくと不思議と癒されるような気持ちになりました。
フィンランドに実際にある場所や文化もストーリーに加えられており旅行気分も味わえます。

 

■彼女のこんだて帖/角野光代

彼女のこんだて帖 (講談社文庫)

人が何かを考えた時。何かが起きた時。そのきっかけには必ず食がある。
そんな日常の中にある食事をテーマにした連作短編集で、長い小説が苦手な方にも読みやすい本となっています。
この本の特徴は、登場人物たちが食べている食事の描写。じっくり焼かれたラム肉のステーキや、真っ白なご飯に添えられたお漬物。手作りのピザやミートボールシチューなどなど。登場人物たちがその料理を頬張るたび、読者である私たちも思わず唾液が出てしまう。そんな一冊です。

 

■いしいしんじのごはん日記/いしいしんじ

いしいしんじのごはん日記 (新潮文庫)

作家いしいしんじが三浦半島の三崎で過ごす、ごはん日記です。
彼の書いた本を読んだことがあってもなくても大丈夫。いしいさん独特の視点から描かれる料理の表現に自然と引き込まれていくことでしょう。
そしてこの本を読み終わる頃にはあなたも『いしいワールド』の仲間入り。
きっと彼が見えている猫の幻影があなたにも見えるはずです。

 

■和菓子のアン/坂木司

和菓子のアン (光文社文庫)

大学生さんにオススメは『和菓子のアン/著・坂木司』です。
主人公の梅本杏子、通称アンは食べることが大好きなちょっとぽっちゃりな18歳の女の子です。高校卒業後やりたいことが見つからずたまたま見つけたデパートの和菓子屋さんの求人を見て応募し、人生初のアルバイトに奮闘します。
そこで出会った個性豊かなお客さんや同職場のアルバイトで元ヤンの女子大生、乙女な和菓子職人志望の青年らとの交流でアンは成長していきます。
和菓子のことに詳しくなったり働く中で見つけた彼女なりの考え方には大学生最大の関門である就職活動に通ずるところがあります。
社会人デビューする前にぜひ読んでおいて損はないオススメの1冊です。

 

■あつあつを召し上がれ/小川糸

あつあつを召し上がれ (新潮文庫)

『あつあつを召し上がれ/著・小川糸』は社会人にぜひ読んで頂きたい短編集の小説です。
この本には様々な主人公が登場しそれぞれの思い出に沿った料理がでてきます。
その料理の描写がまるで目の前に合って美味しそうな香りや湯気までもが今にも見えてきそうな魅力的な文に引きずり込まれていきます。
その中で親父のぶたばら飯というお話があります。これはきっと社会人女性ならきっと共感できる恋愛が織り交ざったストーリーです。思わずつばを飲み込みつつも、お腹がグーッとなってしまいそうなリアルな豚ばら飯の描写はたまりません。

 

さいごに

いかがだったでしょうか。

食べることが大好きな私は今に至るまで美味しいものが出てくる小説に目がありません。
一押しの思わず食べたくなる小説をピックアップしてご紹介しましょう。
食欲とは三大欲求のひとつで、私たちの生活とは切っても切り離せないもの。
ぐうぐうとお腹が空いた時。ふと本を開いてみてはいかがでしょうか。

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