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【昆虫すごいぜ!】目指せ昆虫博士、虫大好きな息子に読ませたい!おすすめ本3選。

小学生時代の男子は、ほぼ全員といっていいほどカブトムシやクワガタが好きですよね。
そんなカブクワの知識をもっと仕入れて友達に自慢できる本を紹介しますよ。

 

『クワガタクワジ物語』

クワガタクワジ物語 (偕成社文庫)

著・中島みち


太郎くんは、クワガタムシや力ブトムシが大好きな小学生です。これまでいくらがんばってもつかまえることができなかったクワガタムシを、一度に3びきもつかまえたのは、2年生の夏至の日のことでした。
家の近くのクヌギの木で、硬く平べったい体をして、キューンとまがった大顎をもつコクワガタをみつけたのです。
さっそく、クワイチ、クワジ、クワゾウと名前をつけ、味噌樽を利用した「第一クワガタマンション」で飼うことにしました。
1974年に刊行されたノンフィクションを文庫化したもので、巻頭にはクワガタムシのカラ-写真が、巻末にはあらたなあとがきが収録され、読みやすく編集されています。クワガタマニアの少年にぜひ読んでほしいオススメ本です。

 

『カブトムシ山に帰る』

カブトムシ 山に帰る

著・山口進


黒く光るカブトムシが、大きな羽音をたてて、樹液めがけて飛んできます。虫がたくさん集まってくると、大きな角をふりあげ、ふりおろし、樹液をあらそって戦いが始まります。
そんな虫の王者カブトムシですが、最近、指先に乗るようなカブトムシを見かけるようになりました。新種ではなく、確かにカブトムシなのです。どうしてこんなに小さくなったのか、里山や山奥をめぐって調査をしてみると、驚くような発見がありました。
カブトムシの小型化が環境の変化と関連していることや、本来のカブトムシの姿を知り、自然の摂理の妙に驚かされます。ムシ好きでなくても興味深く読める本でしょう。

 

『ファーブル昆虫記1 ふしぎなスカラベ』

ファーブル昆虫記〈1〉 ふしぎなスカラベ

著・J・H・ファーブル


スカラベは、ウシやヒツジなどけもののふんを玉にして転がし、食べたり、たまごを産んで、幼虫の餌にしたりします。それで、このムシを日本ではフンコロガシとよびます。
どうしてふんを転がすのか、その場で食べないで遠くまで運ぶのか、昆虫の研究家ファーブルは、長い観察とさまざまな実験で、そのなぞを考えます。
この本には、ファーブルの観察と実験がわかりやすく書いてあって、昆虫のことがよくわかります。
ファーブル(1823-1915)の昆虫記を、当時わからなかった科学的な分析の結果などもまじえて、著者が現代の日本の子どもにわかるように書きあらためたものです。

 

カブトムシ、クワガタを入門編とすれば、フンコロガシは上級編!?とも言えるかもしれません。
この昆虫の生態を知れば知るほど興味が湧いてくること請け合いです。

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