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小学生におすすめ!さまざまな環境の中、まっすぐに生きる子供の絵本

子供が小学生になる頃には、この世界には実にさまざまな人が生活していることを理解し始めます。私たちの社会の中には、目が見えない人、手や足のない人、じっとしていることが苦手な人、体の半身を動かしにくい人…本当にさまざまな人がいて、それぞれの人が“その人らしい暮らし”を送っています。

その事実に、絵本を通して子供と一緒に向き合ってみるのはいかがでしょうか?私がおすすめする、それぞれの環境の中でまっすぐに生きる子供の“思い”に触れられる絵本を三冊ご紹介します。

 

「うさこちゃんとたれみみくん」

うさこちゃんとたれみみくん (ブルーナの絵本)

一冊目は「うさこちゃんとたれみみくん」(ディック・ブルーナぶん・え まつおかきょうこ やく)。
ある日うさこちゃんのクラスに、少し耳の垂れた男の子が転入してきます。クラスのみんなは男の子に「たれみみくん」というあだ名を付けるのですが、うさこちゃんはそのあだ名にどんどん違和感を覚え始めます。思い切って男の子に直接、その話をしてみたうさこちゃんは…。
誰かと違うからって、それが何なんだろう。人はそれぞれみんな違う。そんなシンプルで力強いメッセージが伝わってくる、おすすめの一冊です。

 

「どんなかんじかなあ」

どんなかんじかなあ

二冊目は「どんなかんじかなあ」(中山千夏ぶん 和田誠え)。
主人公の「ぼく」は、目の見えない友達、耳の聞こえない友達、両親のいない友達それぞれになりきって、「どんなかんじかなあ」と自分なりに想像し、発見をしていきます。その柔軟で瑞々しい発見をしていく「ぼく」にも、実はある事情があって…。
人は皆、自分の置かれた環境の中で精一杯に生きています。「どんなかんじかなあ」と相手の気持ちを想像し続ける「ぼく」の姿に、そんな大切なことを教えられる一冊です。

 

「さっちゃんのまほうのて」

さっちゃんのまほうのて (日本の絵本)

三冊目は「さっちゃんのまほうのて」(作・絵たばた せいいち)。
さっちゃんの右手には、生まれつき指がありません。もうすぐ妹がうまれるさっちゃんは、幼稚園のおままごとで張り切ってお母さん役に立候補しますが、お友達にこんなことを言われます。“さっちゃんはお母さんにはなれないよ”“手のないお母さんなんて変だもん”。その言葉を聞いたさっちゃんは…。
自分の生まれた環境にまっすぐに向かい合い、傷つきながらも少しずつ前へと進んで行くさっちゃん。誰かと違うことは、決して特別なことではありません。自分自身が持つ問題に直面し、それを乗り越えようとする時に、きっとさっちゃんから教えられたことが役に立つはずです。

 

さいごに

以上が、私のおすすめする「さまざまな環境の中、まっすぐに生きる子供の絵本」です。どの本も思わず考えさせられる深みを持つ絵本ですので、親子や兄弟、学校の友達など、誰かと一緒に読んで感想を話しあってみることをおすすめします。

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