私は時雨沢恵一さんのライトノベル、「リリアとトレイズ」シリーズの本ををご紹介させていただきます。
持ち運ぶにも楽な文庫本なので社会人の方や大学生の方などもすきま時間などでも十分楽しめると思います。
「リリアとトレイズ」シリーズ
リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)
1~6巻まで発売されています。同じく時雨沢恵一さんの著書である「アリソン」1~3巻の続編だそうですが、そのことを知らずにかわいらしい表紙にひかれて買ってしまいました。
まあリリアとトレイズシリーズから読んでも問題ないと1巻のあとがきに書いてありましたし、実際大丈夫でしたが。
このお話は主人公の少女「リリア」とその幼馴染の少年「トレイズ」が何かしらの事件に巻き込まれてしまい2人とリリアの母「アリソン」やその彼氏「トラヴァス少佐」が解決していく話です。
誤解を招く表現になってしまったかもしれませんが、探偵ものや推理小説ではないと思います。
ここがおすすめ
このお話のオススメポイントはリリアとトレイズのもどかしい恋愛事情だと思います。読み始めたばかりの段階ではトレイズは本の中でリリアに好意を寄せているだろうと思わせる表現が比較的明確に使われていると感じましたが、リリアの方はトレイズに対して少し不愛想でツンとしている印象を受けました。でも読み進めていくうちにリリアもトレイズのことが気になっているのでは…?と印象が変わってきました。ただ不愛想にしているのではなく、本当はとても気になっているから逆に冷たくなってしまうのかな?そうだとしたら自覚があるのかな?いや、きっと無意識に気になっているんだ!などと想像するのがとても楽しい本でした。
最後に
もう一つのオススメポイントは飛行機で空を飛ぶ描写です。なんとリリア、トレイズともに飛行機を操縦することができるという特技を持っており、リリアの母のアリソンも空軍の飛行士です。そのため、飛行機を登場させた描写が多くなっています。私は飛行機に乗ったことがないので、飛行機に乗るとこんな感じなんだ!と想像できたのが良かったです。
ぜひ読んでみてください。