残業だらけのブラック企業に勤務している社会人、子供の頃からずっと親に束縛されてやりたい事もできず暮らしてきた大学生。
埃っぽい都会を離れて大自然の中で暮らしたい、
シンプルな山暮らしをしたい、Uターン・Iターン希望者など。
そんな人にオススメの本は『自作の小屋で暮らそう』。
是非これを読んで、気分転換をして欲しいです。
『自作の小屋で暮らそう』
『自作の小屋で暮らそう』の中で、私が好きな文章をいくつか紹介します。
「月1万円の食費があれば生命史上稀に見る高水準の食事が摂れるし、安物のカセットコンロ一つあれば死なないどころか大抵のものは作れる。」
「面白い本に出会えば2日間一睡もせず、次の日は丸一日寝ていればいい。」
このように、著者は自作の小屋で好きなときに食事をとり、気の向くままに読書、睡眠、洗濯、畑づくりをする生活を紹介しています。
前作もおすすめ
『自作の小屋で暮らそう』という本は、前作『Bライフ』の改訂版であり、ブログの記事で特に小屋暮らしを開始するために役立つ部分を抜粋してあります。
小屋の画像付きでとても分かりやすく、新緑、雪、クワガタ、雑木林、落ち葉、川、ロケットストーブなど、アウトドア好きな人々の心をくすぐるキーワードがたくさん登場します。
筆者について
今から7年前の2011年、日本が東日本大震災・福島原発事故・不況に見舞われていた頃、「Bライフ」を推奨するブロガーが流星のように現れて一枠話題になりました。
東大卒、慶応義塾大学哲学科中退のエリート・高村友也が山梨県と長野県の県境に安い土地を購入して、DIYによる自作小屋で月2万円の生活費で暮らすストーリーなのですが、日本の行く末がどうなるか分からないほど不安な時代だったため、あっと言うまに月間20万PVを超える人気ブログとなりました。
さいごに
著者のように何もかも放り捨てて、山小屋暮らしをするのは勇気がいりますが、電車の中、あるいは就寝前にちょっとだけ前向きな現実逃避をさせてくれる本としてオススメできます。
不況になってリストラされても、月2万円で生活できると知るだけでも、かなり勇気づけられます。