10代の子どもを持つお母さんにおすすめの本
10代の思春期は心が揺れ動く時期。過敏になってしまうのは子どものほうだけではなく、毎日接しているお母さんも心が折れそうなことも…。
今回はそんなお母さんの力になってくれる子育て本を紹介いたします。
問題解決の糸口になれば幸いです。
親が知らない子どものスマホ
鈴木 朋子 (著) (日経BP)
「いつもスマホばっかり触って何をしているんだろう?」「ネット犯罪やLINEいじめなんて聞くけどうちの子は大丈夫なの?」とお悩みのお母さんたちにおくるSNS時代の子どもたちのスマホ生活を理解するための本。
今は入学式前にSNSで友人ができる時代。。Instagram・Twitter・TikTokなど女子高生たちに人気のアプリは友だちとの交流に必要なもの。お母さんたちの時代とは大きく価値観が違います。ITを活用する便利さとは裏腹に、実際に危険が伴うのも事実。
だからこそ、スマホアプリへの理解や気をつけるべきことを親子で話し合っておくべきです。スマホに対する安全対策やもしものときの相談窓口まで紹介してくれています。
中学・高校入学時にスマホを持たせる親御さんは多いと思います。スマホ購入前に読んでほしい本です。
子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」
石田 勝紀 (著) (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「注意してもいつまでもゲームをしている、進んで勉強をしてくれない、すぐに反抗してくる、スマホ漬けの生活は注意すべき?」など具体例に沿って怒らない子育て法を提案してくれています。
子どもの成長を促すためには、親と子の価値観の違いを自覚し、子どもの長所に注目してあげるべきだそうです。
何か問題が起きた場合は「諭す」ことが先決で、怒ることや叱ることは最終手段とのこと。
アドラー流子育てをしているけど「何もしなくていいというと本当に何もしなくなった」などと困っている方にもおすすめの解決法。
穏やかに子どもを導いてあげるための教育法です。小学校高学年から中高生のお母さんにおすすめです。
子どもの脳を傷つける親たち
友田 明美 (著) (NHK出版)
親からの暴言を浴び続けられるなど不適切な関わり「マルトリートメント」を経験した子どもの脳は実際に変形してしまい、緊張やおびえ・不安感が続き鬱病や情緒障害になってしまうことも。
虐待をしていなくても、夫婦喧嘩が聞こえたり叱り続けたりの悪影響を受けると、脳の容量や神経の発達に悪影響が現れ画像で確認できます。
脳のダメージを守ろうとし、脳は形を変えて行きますが適切な治療も可能とのこと。
ついつい親子喧嘩をしてしまうことが多い思春期のお母さんに読んでもらいたい本。愛情をもって子どもと接するようになれるでしょう。
反抗期を迎えると親子関係がうまくいかなくなったと悩むことが多いと思います。そんなときにプロの声を聞き、一歩ずつ関係を改善していってくださいね。