- おすすめ本10選
- 1. 『50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本』（竹川美奈子／日本経済新聞出版社／単行本）
- 2. 『会社も役所も銀行もまともに教えてくれない 定年後ずっと困らないお金の話』（頼藤太希／だいわ文庫）
- 3. 『老後資金の不安を解消！今すぐ始める安心プラン完全ガイド』（櫻伊織／出版社 電子版など）
- 4. 『老後が不安……。貯金と年金で大丈夫ですか？ インフレ到来で「貸めているだけ」は危険』（群馬志／出版社）
- 5. 『大学教授が科学的に考えた人生後半のマネー戦略 老後資金、55歳までに準備を始めれば間に合います』（榊原正幸／Kindleなど）
- 6. 『定年破産絶対回避マニュアル』（講談社+α新書）
- 7. 『65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』（著者：荻原博子／PHP新書）
- 8. 『年金不安の正体』（海老原嗣生／筑摩新書）
- 9. 『一番やさしい年金の本―国の年金制度と、賢いお金の貯め方』（後藤祐美／出版社）
- 10. 『老後破産 ― 長寿という悪夢 ―』（著者：新書・文庫版）
- 関連グッズ・サービス
- まとめ：今のあなたに合う一冊
- よくある質問（FAQ）
年金だけでは暮らしが心もとない、貯蓄が追いつくか不安――そんな思いが「老後資金の不安」を抱える多くの人に共通する。
この記事では、老後のお金に関する不安を軽くするために「知るべき制度」「備える方法」「メンタル・価値観」を学べる本を、実際に読んで良かったものや信頼できる推薦書籍から10冊厳選して紹介する。
おすすめ本10選
1. 『50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本』（竹川美奈子／日本経済新聞出版社／単行本）
中高年になってからの老後資金準備を具体的にどう始めるかを丁寧に解説している。公的年金・退職給付制度の働き方、公的制度の選択の仕方も記載。50代・60代で「この先どうしよう」と思っている人に向けて非常に実践的。
刺さる読者像：定年まであと少しで制度を見直したい人／退職金や年金をどう使えばいいか漠然と悩んでいる50代／これから具体的なライフプランを立てたい人。
おすすめポイント：将来の公的収入（年金等）を見積もり、自分の生活費と支出を明らかにし、「不安」が「見通しが立つもの」に変わった実感がある。自分に必要な老後資金がどのくらいか、どこを節約できそうか、どの制度を活用すべきかが見えてくる。
2. 『会社も役所も銀行もまともに教えてくれない 定年後ずっと困らないお金の話』（頼藤太希／だいわ文庫）
タイトル通り、制度の盲点や知られざる情報を掘り下げている。「役所や銀行が言わないこと」に焦点を当てており、定年後の収入・支出、税金・手続きなどで“見落としがちな部分”を教えてくれる。
刺さる読者像：制度を信じきれず、自分で調べて“損したくない”人／公的制度や税金の知識があまりないが、後悔したくない人。
おすすめポイント：読み終わったあと、「あ、これを知らないでいたら結構損するな」という具体例が頭に残る。制度を活用するヒントが多数あり、安心感が増す。
3. 『老後資金の不安を解消！今すぐ始める安心プラン完全ガイド』（櫻伊織／出版社 電子版など）
ゼロから始める実践的プランを提示しており、「今すぐできること」に焦点を当てている。資産準備やお金の増やし方、生活コストの見直しなど、実践重視の内容。
刺さる読者像：まだ準備を始めていない／これから行動に移したい人／具体的な家計プランを作りたい人。
おすすめポイント：細かなステップが書いてあり、読み終わったら自分のプランを作るための材料が揃う。一気に「何をすればいいか」が明確になる。
4. 『老後が不安……。貯金と年金で大丈夫ですか？ インフレ到来で「貸めているだけ」は危険』（群馬志／出版社）
インフレや物価上昇を踏まえて、ただ預金しておくことのリスク、投資・資産運用の基本についても言及。貯金だけでは老後を乗り切れない可能性を冷静に見せてくれる。
刺さる読者像：貯蓄中心で考えてきたが、将来のインフレが心配な人／リスクは怖いが、少しでも資産を守り増やしたいと考えている人。
おすすめポイント：インフレ・実質価値の考え方が身につき、預金以外の選択肢（低リスクな投資など）に踏み出せた実感が得られる。
5. 『大学教授が科学的に考えた人生後半のマネー戦略 老後資金、55歳までに準備を始めれば間に合います』（榊原正幸／Kindleなど）
タイトル通り、大学教授の視点からデータ・統計・数理モデルを使って「いつから何をどのように準備すれば間に合うか」を科学的に示している。55歳前後での対策に焦点。
刺さる読者像：50代で焦っている人／定年後の資金準備に「どのタイミングで何をすれば良いか」を正確に知りたい人／数字やモデルで納得したい人。
おすすめポイント：自分の年齢から逆算して準備プランが立てられ、「間に合う／遅いかどうか」の判断ができるようになる。実感として、「計画が具体的・現実的になった」と感じる。
6. 『定年破産絶対回避マニュアル』（講談社+α新書）
定年後の破産リスクを回避するための知識・対策をまとめている。家計・保険・年金・住まい・仕事など、幅広な要素をカバー。制度を知らずに損をしないように配慮された内容。
刺さる読者像：50代以上／定年後の支出やリスクにビビっている人／なるべく安全な道を探したい人。
おすすめポイント：危機感を持たせるだけでなく「この手を打てば回避できる」という具体策が多く、読み終えた後に改善案を自分で整理できるという実感がある。
7. 『65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』（著者：荻原博子／PHP新書）
老後に入ってからの心構え、生き方・価値観の切り替えを重視しており、お金以外の部分も含めて「安心して暮らす」ためのヒントが多い。年齢を重ねた時の視点から役立つ内容。 (Kindle・新書版あり)
刺さる読者像：もう少し年齢が近い人／定年後・65歳以降を想像し始めている人／お金のこと以外も考えて心の不安を減らしたい人。
おすすめポイント：安心感を得られる言葉が多く、老後が来ることを怖がるより、「どう生きたいか」を考える助けになる。実際に、不安が減ったと感じた本。
8. 『年金不安の正体』（海老原嗣生／筑摩新書）
年金・制度・マクロな視点から「なぜ年金は不安視されるのか」「どこまでが事実か」「メディアや政治がどう不安を煽ってきたか」を冷静に分析している本。制度の理解を深めたい人に最適。
刺さる読者像：制度やメディア報道に不安を感じている人／「本当はどうなっているか」を知りたい人／政策的・社会的な背景にも興味がある人。
おすすめポイント：読み終わると、「不安の理由が自分の想像していたより整理できる」と思える。情報の誤解や過小評価／過大評価されている部分が見えてくる。
9. 『一番やさしい年金の本―国の年金制度と、賢いお金の貯め方』（後藤祐美／出版社）
年金制度をまったく知らない人でも理解できるように、仕組み・手続き・給付の考え方を丁寧に解説している。加えて、年金だけに頼らないお金の貯め方も紹介。
刺さる読者像：年金制度について不安・疑問を感じている若手〜中年層／制度用語が難しくて避けてきた人／基礎から学びたい人。
おすすめポイント：用語や制度のハードルが低く、読みながら「あ、これしておいたら損しないな」というアイディアが湧く。制度の落とし穴や手続き漏れを避けられた実感。
10. 『老後破産 ― 長寿という悪夢 ―』（著者：新書・文庫版）
長寿化・社会保障の限界・高齢者貧困の実態など、「老後破産」の現実に真正面から向き合ったルポ／考察。本としては警鐘を鳴らす内容だが、「どうしたら破産しないか」を考える上で非常に役立つ。
刺さる読者像：制度に頼るだけでは不安／今の準備で足りるか心配／社会の構造にも関心がある人。
おすすめポイント：思わず現状を見直したくなる。破産しないための選択肢を洗い出したくなるきっかけになる。「起こるかもしれない未来」に備える意識が高まる。
関連グッズ・サービス
本だけでなく、老後資金の不安を減らすために併用できるツールやサービスもある。
- FP相談サービス：ファイナンシャルプランナーに相談し、ライフプラン表を作ってもらうと、「何歳までにこれだけ必要」が見える化でき、不安が軽くなる。
- 家計簿アプリ／支出可視化ツール：支出を見える化することで、削る余地・改善点がわかる。マネーフォワード／Zaimなど。
- iDeCo／NISAなどの制度利用：税制優遇のある制度を活用して資産を効率的に増やす。
- オンライン講座・セミナー：老後資金・年金制度・投資基礎などテーマで学べるもの。安心感を得るために知識を補強する機会。
まとめ：今のあなたに合う一冊
「老後資金の不安」は、人によって背景が違う（年齢・家族構成・資産・健康など）。制度を知ること・行動に落とすこと・心構えを整えること、三つ揃えると不安は減る。この記事で紹介した中から、あなたの今の立ち位置に応じて一冊を選んでみてほしい。
- 今すぐ行動したい／50代前後なら：「50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本」
- 制度がよくわからない／年金・手続きに不安があるなら：「一番やさしい年金の本」や「会社も役所も銀行もまともに教えてくれない〜」
- 心にも不安があり、お金以外の生き方も整理したいなら：「65歳からは、お金の心配をやめなさい」や「老後破産 ― 長寿という悪夢 ―」
老後資金の不安は、早く気づくこと・小さな準備を積み重ねることが肝心。完璧を目指すより、「今からできること」を一歩ずつ進めていけば、未来の安心度は確実に上がる。
よくある質問（FAQ）
Q: 老後資金は本当に「2,000万円」が必要ですか？
A: 「2000万円問題」は一つの目安に過ぎない。生活費・年金受給額・健康状態・住居形態などによって必要額は人それぞれ。紹介本のように、まず自分のケースでシミュレーションすることが大切。
Q: 投資は必須ですか？安全性はどう考えるべき？
A: 投資はリスクを伴うが、インフレ対策として有効な手段の一つ。貯蓄だけだと実質価値が落ちる可能性があるため、低リスクな商品を含めて分散すること。制度の本などでリスクや制度の使い方を学んでから判断すれば不安が減る。
Q: 若いうちから準備すべきことは何？
A: 若いほど時間があるので「公的制度の理解」「無駄な支出の見直し」「貯蓄習慣をつける」「資産運用の基礎を学ぶ」の四本柱がおすすめ。早めに始めることで選択肢が増え、後で焦らずに済む。
