認定心理士を目指して本を探しても、「資格試験の参考書らしい本」がほとんど見つからず、戸惑う人は少なくない。認定心理士は試験問題を解いて取得する資格ではなく、大学で心理学の基礎知識や研究技能を学び、必要な単位をもとに認定を受ける資格だからだ。
そのため本選びで大切なのは、試験対策ではなく、心理学概論、研究法、統計、実験・実習、レポート作成を無理のない順番で補うことだ。ここでは、初めて心理学を学ぶ段階から卒業研究を見据えるところまで、役割の異なる8冊を紹介する。
- 読む目的別の入り口
- 認定心理士とは?試験対策本がない理由
- 認定心理士を目指す人が本で学びたい4領域
- 最初に選びたいおすすめ本3冊
- 認定心理士を目指す人におすすめの本8選
- 1. ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版(有斐閣)
- 2. 実験・実習で学ぶ心理学の基礎――認定心理士資格準拠(金子書房)
- 3. 心理学研究法――心を見つめる科学のまなざし 第3版(有斐閣)
- 4. これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法(ナカニシヤ出版)
- 5. やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉――こころのデータ理解への扉 その3(ナカニシヤ出版)
- 6. 心理学実験法・レポートの書き方(ナカニシヤ出版)
- 7. 心理学実験・研究レポートの書き方――学生のための初歩から卒論まで(北大路書房)
- 8. 心理学研究のための倫理ガイドブック――はじめての人にもわかる原則と手続き(有斐閣)
- 目的別に選ぶ認定心理士の参考書
- 初心者が3冊だけ読む場合の順番
- 2027年の認定基準変更で確認したいこと
- 認定心理士とほかの心理資格の違い
- 関連グッズ・サービス
- まとめ|資格試験本ではなく、心理学を学ぶ本を選ぶ
- 認定心理士の本に関するよくある質問
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読む目的別の入り口
8冊すべてを最初から読む必要はない。いま自分がどこで困っているかによって、入口を変えたほうが学びやすい。
- 心理学そのものが初めてなら、1. ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版から全体像をつかみ、2. 実験・実習で学ぶ心理学の基礎――認定心理士資格準拠で「心理学を実際に学ぶとはどういうことか」を確かめたい。
- 研究法や数字に不安があるなら、4. これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法から入り、必要に応じて5. やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉――こころのデータ理解への扉 その3へ進むと理解がつながりやすい。
- 心理学実験の授業やレポート提出が近いなら、6. 心理学実験法・レポートの書き方と7. 心理学実験・研究レポートの書き方――学生のための初歩から卒論までを手元に置くと心強い。
認定心理士とは?試験対策本がない理由
認定心理士は、日本心理学会が認定する心理学の基礎資格だ。大学で心理学に関する標準的な基礎知識と基礎技能を修得していることを認定する制度で、一般的な民間資格のように、一冊の問題集を仕上げて試験日に臨む仕組みではない。
原則となるのは、4年制大学を卒業し、在学中などに取得した心理学関係科目の単位を申請する方法だ。資格認定委員会は、単に科目名を見るのではなく、その授業内容が認定領域に対応しているか、必要単位数を満たしているかを審査する。つまり「心理学概論という名前の授業を取ったから大丈夫」と科目名だけで判断できるものでもない。
ここが、本を探すときに最初につまずきやすいところだ。「認定心理士 参考書」「認定心理士 独学」と検索すると、何か一冊の資格本を仕上げれば取得できるような印象を受ける。しかし、本は取得条件そのものではない。本を読む役割は、大学の授業を理解しやすくし、実験や統計で置いていかれにくくし、自分で研究を考えられるところまで基礎を整えることにある。
むしろ認定心理士をきっかけに心理学を学び始めるなら、この違いを早めに知っておいたほうがいい。心理学は、人の性格を当てたり、悩みに助言したりする知識だけではない。観察し、問いを立て、条件を統制し、データを集め、その結果からどこまで言えるかを慎重に考える学問でもある。
授業で初めて統計表を見たときや、実験レポートの「方法」「結果」「考察」を分けて書くよう求められたとき、多くの人は心理学へのイメージが少し変わる。それまで柔らかな「心」の話だと思っていたものが、急に数字や手続きの世界に見えてくるからだ。
だが、この段差を越えるところに心理学のおもしろさがある。自分にはこう見えた、自分はこう感じた、という実感を大切にしながら、それだけでは説明できないものを確かめていく。その姿勢が見えてくると、統計も実験も、資格のために耐える科目ではなくなる。
認定心理士を目指す人が本で学びたい4領域
心理学概論――まず「心理学の広さ」を知る
最初に必要なのは、心理学の全体地図だ。知覚、認知、学習、記憶、発達、社会、感情、臨床など、心理学には複数の領域がある。カウンセリングや性格心理だけを想像して大学へ入ると、授業の広さに驚くことがある。
ここでは細部を暗記するより、「心理学にはこういう問い方がある」と見渡せれば十分だ。全体像がないまま研究法や統計だけに進むと、何のために数値を扱っているのかが見えにくくなる。
心理学研究法――心をどうやって調べるのか
心理学を大学で学ぶうえで、研究法は避けて通れない。実験法だけでなく、調査、観察、検査、面接など、研究したい対象によって方法は変わる。
重要なのは名称の暗記より、「この問いに、この方法を使ってよいのか」と考えられるようになることだ。研究法がわかってくると、ニュースで紹介される「研究で明らかになった」という言葉も、そのまま受け取らずに見られるようになる。
心理統計――数字ではなく、判断の仕方を学ぶ
心理学を学び始めた人が最も身構えやすいのが統計だろう。平均、標準偏差、相関、検定と記号が増えてくると、急に別の学問へ迷い込んだように感じる。
しかし本質は、難しい計算を速く解くことではない。集めたデータにどんな傾向があり、それをどこまで一般化してよいのかを考えるための道具だ。数式の前に「何を判断しようとしているのか」が見える本を一冊挟むだけで、心理統計の印象はかなり変わる。
実験・実習とレポート――知識を実際に動かす
概論書を読んで理解したつもりでも、実験を組み、データを整理し、レポートを書く段階になると別の難しさが出てくる。心理学では、研究手続きを実際に経験することで初めて腑に落ちる概念が多い。
2027年4月1日から施行される認定基準では、基礎科目c領域について最低2単位の基礎実験科目を含むことが示されている。実験・実習を単なる付属科目ではなく、心理学の基礎技能としてしっかり学ぶ方向がより明確になっている。
最初に選びたいおすすめ本3冊
まだ大学の授業が始まったばかりなら、いきなり専門的な統計書を開く必要はない。最初は『ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版』で心理学全体の地図をつくるのがいい。
次に『実験・実習で学ぶ心理学の基礎――認定心理士資格準拠』へ進む。概論で見た心理学が、実験や観察、質問紙といった具体的な手続きに変わるところを体験できる。
3冊目には『これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法』を置きたい。研究法と統計を別々の科目としてではなく、一つの研究の流れとして見られるからだ。数字への抵抗がかなり強いなら、ここを『やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉』へ替えてもよい。
この順番なら、心理学とは何かを知り、どう確かめるのかを体験し、その結果をどう読むのかへ進める。資格名から逆算して勉強するより、心理学そのものの学び方から入ったほうが途中で折れにくい。
認定心理士を目指す人におすすめの本8選
1. ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版(有斐閣)
認定心理士を考え始めたものの、「そもそも大学で学ぶ心理学とは何なのだろう」と感じているなら、最初に開きたい一冊だ。金沢創、市川寛子、作田由衣子による心理学の入門テキストで、基礎から応用まで広い心理学の世界を見渡せるように作られている。
心理学という言葉から、多くの人が最初に思い浮かべるのは性格、悩み、人間関係、カウンセリングあたりかもしれない。本書を読むと、その輪郭が一気に広がる。知覚や記憶、学習、発達、社会行動、感情、ストレスなど、人間を理解するための複数の窓が並んでいることがわかる。
この「広さ」を最初に知っておく意味は大きい。認定心理士のための履修を始めると、興味のある領域ばかりを勉強するわけにはいかない。大学の時間割には、自分が予想していなかった分野も現れる。全体地図が頭にあれば、それぞれの授業がどこにつながっているのかを見失いにくい。
また、心理学を「人の心を読めるようになる学問」と考えていた人ほど、本書から得るものがある。科学としての心理学は、印象だけで人を決めつけない。ある現象について仮説を立て、観察し、データを取り、そこから言える範囲を考える。その姿勢が、専門科目へ入る前の足場になる。
教科書ではあるが、最初から辞典のように細かな用語を覚えるために読む必要はない。まず一周して、「心理学にはこんな領域がある」と輪郭をつかむ。そのうえで授業が始まったら、関係する章へ戻る読み方が合っている。
たとえば認知心理学の授業で記憶について学んだ週に該当部分を読み返すと、教室で聞いた用語が単独で浮かばず、心理学全体の中に置き直される。机の上にノートとシラバスを広げ、本書を横に置く。そんな使い方のできる本だ。
逆に、認定心理士の申請方法や必要書類を細かく知るための資格ガイドではない。本書を読破しても資格が取れるわけではないし、大学から指定教科書が出ているなら、その授業では指定された本を優先するべきだ。
それでも1冊目として推したいのは、「これから何を学ばなければならないか」ではなく、「これから何を学べるのか」という感覚を持てるからだ。資格取得だけを目的にすると、統計や実験は通過すべき壁に見える。本書から入れば、それらも人間を理解するための方法の一つだと見えやすい。
心理学を学び直したいが、専門書を前にすると少し腰が引ける。そんな時期にも向いている。最初から深く潜らず、まず水面から全体の形を見る。認定心理士を検討する人にとって、その余裕は意外に大切だ。
読み終えるころには、「心理学を勉強する」という言葉の中身が以前より具体的になっているはずだ。資格名ではなく学問そのものに興味が移り始めたなら、この本は十分に入口の役目を果たしている。
2. 実験・実習で学ぶ心理学の基礎――認定心理士資格準拠(金子書房)
8冊の中で、認定心理士というテーマに最も直接つながっている本だ。日本心理学会認定心理士資格認定委員会が編集し、日本心理学会も認定心理士資格準拠教科書として案内している。とくに基礎科目の心理学実験・実習を学ぶための標準を意識して作られたテキストである。
心理学を本だけで学んでいると、研究はどうしても完成した文章として見える。教科書には「この実験ではこういう結果が得られた」と整然と書かれているからだ。しかし授業で求められるのは、その結果が生まれるまでの手続きを自分の手でたどることでもある。
本書には、知覚や記憶、学習、社会心理などに関わる複数の実験・実習が用意されている。錯視、鏡映描写、ストループ効果など、心理学の授業で触れることの多い現象を、ただ「知っている」で終わらせず、測定する側から見られるところがおもしろい。
たとえば錯視なら、図を見て「不思議だ」と感じるだけではない。何を変数として扱い、どのように記録し、複数人の結果をどうまとめるのかを考える。そうすると、教科書の一ページに収まっていた心理現象の裏側に、かなり細かな手続きがあることが見えてくる。
この経験は、研究法や統計を学ぶときにも効いてくる。独立変数や従属変数、条件、平均値、検定といった言葉が、抽象的な定義ではなく、自分が実際に扱ったデータと結びつくからだ。統計の理解が苦しい人ほど、先に小さな実験を経験したほうが腑に落ちることもある。
また、心理学実験の授業で戸惑いやすいのは、実験そのものよりレポートだ。「結果」と「考察」をどう分けるのか。自分の感想はどこまで書いてよいのか。仮説どおりにならなかったとき、何を書けばよいのか。実習を通して学ぶと、この形式が研究のために必要な理由が見えてくる。
2027年基準では、基礎科目c領域で最低2単位の基礎実験科目を含むことが明示されている。これから履修を始める人にとって、実験・実習を早めにイメージしておく意味は以前にも増して大きい。
ただし、本書一冊で認定心理士に必要な領域をすべて学べるわけではない。概論、研究法、統計、各専門領域の学習は別に必要になる。また、実際の実験には授業設備や複数人での実施、指導者の説明が必要なものもある。
だから独学用の「実験を全部自宅で再現する本」と考えるより、授業で何が始まるのかを理解する予習書、あるいは授業中に手続きを確かめる伴走書として使うほうがよい。
心理学を読んで理解する段階から、自分で確かめる段階へ移す一冊だ。机の上で用語だけを覚えることに少し息苦しさを感じたとき、本書を開くと、心理学がもう一度「人間について実際に調べる学問」に戻ってくる。
3. 心理学研究法――心を見つめる科学のまなざし 第3版(有斐閣)
心理学を少し学んだあと、「研究法を一度きちんと整理したい」と思ったところで開きたい標準的な教科書だ。高野陽太郎、岡隆の編による第3版で、実験法だけでなく、心理学で用いられる複数の研究方法を大きな地図として見渡せる。
初学者にとって研究法は、用語が多く、最初は地味に見えやすい。実験法、観察法、調査法、検査法、面接法と名称が続くと、「方法の種類を暗記する授業なのか」と感じてしまうこともある。
だが、本書を読むと、本当に重要なのは方法名ではなく「問いと方法の組み合わせ」だとわかってくる。人が何を感じているかを知りたいのか、行動そのものを観察したいのか、ある条件が別の変数に影響するか確かめたいのか。問いが変われば、選ぶべき方法も変わる。
この感覚を持つと、心理学の論文の読み方も変わる。結果だけを眺めるのではなく、「この研究デザインなら、本当にそこまで言えるのだろうか」と考え始める。研究結果を信じるか疑うかの二択ではなく、証拠の強さを見積もる視線が育ってくる。
第3版では、現在の心理学研究を学ぶうえで必要な内容が見直され、心理統計についても初学者が陥りやすい問題を意識した説明が加えられている。心理学を実証科学として学ぶための骨格を一冊で整理したい人には使いやすい。
一方で、最初の一冊としては少し重い。心理学の全体像もまだ見えていない段階で最初から最後まで読もうとすると、研究手続きの説明が連続して疲れる可能性がある。
おすすめは、概論と基礎実験を少し経験してから読むことだ。たとえば授業で質問紙調査を扱ったら調査法を読み、実験レポートを書く前に実験法の部分へ戻る。必要な章から少しずつ使うと、本書の厚さが弱点ではなくなる。
卒業研究を意識し始めた時期には、さらに価値が増す。「何となく興味がある」テーマを研究可能な問いへ変えるには、どの方法ならデータを集められるのかを考えなければならない。そのとき研究法の知識は、形式的な科目から設計図へ変わる。
心理学のニュースを読む人にも効く。大きな見出しだけなら「○○な人ほど幸せ」「△△すると能力が上がる」と簡単に見える研究も、方法まで見ると条件や限界がある。研究法を知ることは、心理学への信頼を失うことではなく、より正確に信頼するための技術だ。
資格取得のためだけなら、ここまで深く読まなくても単位は取れるかもしれない。それでも、認定心理士という基礎資格を「心理学を大学で学んだ証」として受け取りたいなら、研究法を一度まとまった形で学ぶ価値は大きい。この本は、その中心に置ける一冊だ。
4. これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法(ナカニシヤ出版)
研究法と統計を別々に学んでいて、二つがなぜつながっているのかわからない。そんな初学者に向いているのが、西村純一、井上俊哉による本書だ。
大学では「心理学研究法」と「心理統計法」が別の科目として置かれていることがある。そのため授業を受ける側からすると、片方では実験や調査について学び、もう片方では平均や検定の計算をする、まるで別々の授業に感じることがある。
本来、この二つは一続きだ。何を知りたいのかを決め、どんな方法でデータを集めるかを考え、得られたデータを整理し、そこから何が言えるのかを判断する。統計だけが突然現れるわけではない。
本書のよさは、その流れの中で研究法と統計法を見られるところにある。実験、観察、調査といった研究方法から、変数、分布、検定などの統計的な考え方へ橋を架けるため、「なぜこの計算をするのか」が見えやすい。
数学が苦手な人にとって、数式を先に示されると、それだけでページを閉じたくなることがある。しかし心理学で統計を使う理由がわかれば、式は目的ではなく道具になる。何を知るための数値なのかがわかると、記号への抵抗感も少し下がる。
だから3冊だけ選ぶなら、本書をかなり早い位置に置きたい。概論で心理学の全体像を知り、実験・実習で小さくデータに触れたあとなら、研究法と統計の説明が現実の作業としてつながってくる。
一方、統計問題を大量に解いて計算を身につけるタイプの本ではない。試験前に公式だけを反復したい人には目的が違う。むしろ「心理学研究では、なぜこの考え方が必要なのか」と迷ったときに戻るための本だ。
研究計画を考え始める頃にも役立つ。テーマだけ決めても研究にはならない。誰を対象に、何を測り、何と何を比べ、得られた数字をどう解釈するのか。その一連の問いが見えてくると、卒論という言葉の圧迫感が少し小さくなる。
心理学の勉強を始めて数か月が経ち、知識は増えたのに全体がばらばらに感じる時期がある。本書は、そんなときに効く。一つひとつの用語を増やすより、すでに習ったもの同士を線で結んでくれる。
認定心理士のための勉強を「単位の一覧」から「研究の流れ」へ変える一冊でもある。心理学を学ぶうえで、どこか一か所だけが得意であればよいのではなく、問いからデータ、データから解釈へ進む道筋を知ることが大切なのだとわかる。
5. やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉――こころのデータ理解への扉 その3(ナカニシヤ出版)
「心理学は好きだが、統計だけは自信がない」という人に置いておきたい一冊だ。鈴木公啓による心理統計の入門書で、練習問題を解きながら基礎を段階的に身につけられるように作られている。再増補版では効果量についての解説も追加されている。
心理統計が難しく感じられる原因は、計算そのものだけではない。平均、分散、標準偏差、相関、検定と新しい言葉が短期間に増え、それぞれが何のためにあるのかわからなくなることが大きい。
本書は、その「わからなさ」を一段ずつほどいていく。統計学の専門家になることを求めるのではなく、心理学のデータを読むために必要な考え方へ焦点を合わせているので、数学から長く離れていた人でも入りやすい。
ここで大切なのは、公式を暗記するより、「この数字が大きいと何を意味するのか」「この検定で何を判断しているのか」を言葉で説明できるようにすることだ。心理統計は、計算が終わった瞬間より、その後の解釈で心理学になる。
授業で先生の説明を聞いている間はわかった気がしたのに、帰宅してノートを開くと急に意味が消える。そんな夜には、難しい専門書を増やすより、本書のように初歩へ戻れる本のほうが役立つ。
練習問題があるので、読むだけで終わらせない使い方もしやすい。数ページ読み、実際に手を動かし、間違えたところだけ戻る。この往復を繰り返すと、統計用語が少しずつ自分のものになっていく。
認定心理士を考えている人にとっても、統計を苦手なまま避け続けないことは大切だ。心理学では、多くの研究がデータを通して議論される。統計がわからないと、論文の「結果」の章だけが黒い壁のように残ってしまう。
ただし、本書はSPSSやRなど特定の統計ソフトの操作マニュアルではない。大学によって使うソフトや分析環境は異なるので、操作については授業資料や指定教材を合わせて確認したほうがよい。
また、統計が好きな人や、数理的な背景まで深く理解したい人にはやさしすぎる部分もある。その場合は本書を短期間で通過し、より専門的な統計書へ進めばいい。全員が同じ一冊に長く留まる必要はない。
統計の授業が近づくだけで気が重くなる人にとって、この本の役割は「得意にする」より先に「怖くなくする」ことだ。数字を見るたびに体が固くならなくなれば、その時点で十分に前へ進んでいる。
6. 心理学実験法・レポートの書き方(ナカニシヤ出版)
心理学実験の授業が始まる前後で、かなり具体的に役立つ本だ。西口利文、松浦均が編者を務め、心理学実験の基本的な考え方から実施、データ整理、レポート作成までを実習の流れに沿って扱う。
概論書では「ミューラー・リヤー錯視」という現象を数ページで理解できる。しかし実際に実験するとなると、刺激をどう提示するか、何を測るか、条件をどうそろえるか、結果をどう記録するかという細かな作業が次々に出てくる。
本書は、そうした実験の裏側へ読者を連れていく。触二点閾、錯視、自由再生、パーソナルスペースなどを題材に、心理学の実験を体験的に学べる構成になっている。ナカニシヤ出版も、少人数グループで実験法を経験するための実習用テキストとして位置づけている。
心理学実験の授業で最初に苦労するのは、「実験結果が出たあと」かもしれない。数字は得られた。グラフも作った。だが、そこから何を書けばレポートになるのかわからない。感想文とは違うと言われても、その違いが最初は見えにくい。
本書では、実験レポートを書く目的や基本的な流れ、図表、文体、考察の考え方などにも触れる。実験とレポートを別々の作業にしないところがよい。研究は実施して終わりではなく、他者が読める形で報告するところまで続いているからだ。
考察を書くとき、「予想と違ったので失敗だった」と終わらせない視点も身につけたい。予想と異なる結果が出たなら、手続きに問題はなかったか、別の説明は可能か、次にどんな研究が必要かを考える。心理学実験では、きれいな結果を出すことより、結果と誠実に向き合うほうが重要だ。
一方で、2008年刊行の本なので、引用表記、レポート提出形式、使用するソフトなどについては、現在の所属大学の指示を優先したほうがよい。実験の基礎を学ぶ本として使い、形式の最新ルールは授業資料と照合するのが安全だ。
また、一人で静かに読むだけでは本書の価値を使い切れない。実際に人と実験を行い、データを集める授業と並行して開くと、ページに書かれた注意点が急に具体的になる。
レポート提出前日の夜に初めて開くより、授業が始まった週から少しずつ読んでおきたい。方法を書く意味、結果と考察を分ける意味が先にわかっているだけで、レポート作成時の混乱はかなり減る。
心理学を「知識を受け取る科目」から「自分で調べて報告する学問」へ切り替える本だ。実験実習で何を求められるのか不安な人ほど、早めに触れておくとよい。
7. 心理学実験・研究レポートの書き方――学生のための初歩から卒論まで(北大路書房)
実験は何とか終わった。データもある。しかし白い画面を前にすると一行目が書けない。そんな段階で頼りになるのが、B・フィンドレイによるレポート執筆ガイドだ。
この本の役割は、心理学そのものを広く教えることではない。研究法を一から体系的に説明する本でも、統計を深く学ぶ本でもない。焦点は、心理学の実験や研究を「レポートという形にする」ことにある。
その役割がはっきりしているため、必要になったときに手元で引きやすい。目的、方法、結果、考察をどう組み立てるのか。研究レポートで何を伝えなければならないのか。初めて書く学生が迷いやすいところを確認するための道具として使える。
大学に入るまで、レポートといえば「授業で学んだことについて自分の意見を書く文章」だった人もいるだろう。心理学の実験レポートはかなり違う。自分の感想より、研究で何を行い、何が得られ、それをどう解釈したかを他者が確認できる形で示す必要がある。
ここを理解しないまま書くと、結果の章に考察を書いたり、考察が感想文になったりする。本書は、そうした初歩的な混線を減らすために役立つ。
もう一つよいのは、初歩の実験レポートから卒業研究までを視野に入れていることだ。1年次の課題だけの本として使い捨てず、学年が上がったあとにも戻れる。
もちろん、卒論は本書一冊だけで完成するものではない。研究テーマ、先行研究、方法、統計解析については、それぞれ別の知識が必要になる。ただ、「研究したものを読める文章へ変換する」という最後の工程では、簡潔なガイドが手元にあることが助けになる。
レポート提出が続く時期は、一つひとつの指示を思い出すだけで疲れる。引用はどうするのか、表はどこに置くのか、考察では何を書けばいいのか。頭の中だけで全部を管理しようとせず、書き方の本を外部記憶として使うほうが楽だ。
一方、研究そのものの考え方に迷っている段階なら、先に『心理学研究法――心を見つめる科学のまなざし 第3版』や『これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法』を読んだほうがよい。この本は、問いを作る本というより、形にする本だからだ。
地味ではあるが、大学で心理学を続けていると何度も必要になる種類の一冊だ。レポートが書けずに心理学そのものまで嫌いになりそうなとき、文章の型を一度外から見せてくれる。それだけでも十分に価値がある。
8. 心理学研究のための倫理ガイドブック――はじめての人にもわかる原則と手続き(有斐閣)
8冊目には、あえて研究倫理の本を置きたい。日本発達心理学会が監修し、片桐正敏、能智正博、仲真紀子が編者を務める、心理学研究の倫理を初学者にもわかる形で扱ったガイドブックだ。
心理学を始めたばかりの頃は、実験方法や統計のほうが「専門的な技術」に見える。倫理は、研究者になってから学ぶ規則のように感じるかもしれない。しかし、人を対象に研究する心理学では、倫理は方法と切り離せない。
質問紙に答えてもらうだけでも、そのデータを何に使うのか、個人情報をどう守るのか、参加しない自由をどう確保するのかを考える必要がある。実験になれば、参加者へどの程度の負担がかかるか、説明と同意をどう行うかという問題も出てくる。
本書では、研究参加者の保護、個人情報、研究の公正さ、さまざまな研究方法で生じる倫理的な論点などが扱われる。再現性やデジタル時代の課題まで含め、現在の心理学研究を学ぶ学部生が知っておきたい内容がまとめられている。
この本を最初の一冊にはしなかった。まだ心理学の研究法をほとんど知らない段階では、倫理上の問題がどの場面で生じるのか想像しづらいからだ。概論と研究法を学び、実験や調査を少し経験してから読むほうが、内容が具体的に響く。
逆に卒業研究のテーマを考え始めているなら、後回しにしたくない。面白い研究テーマを思いついても、「実施できる研究か」という問いには、設備や統計だけでなく倫理も含まれる。
たとえば人の弱さや傷つきに関わるテーマほど、研究者側には慎重さが求められる。知りたいという好奇心があることと、そのために何をしてもよいことは別だ。その境界を考えることも、心理学を専門的に学ぶ一部である。
また研究倫理を知ると、論文を読む目も変わる。研究結果だけでなく、どんな参加者から、どのような手続きでデータが得られたのかに目が向くようになる。数字の向こうに人がいることを忘れにくくなる。
資格取得だけを急ぐなら、優先順位は概論や研究法、統計より後になる。それでも最後まで心理学を学ぶなら、この視点を持たずに終わりたくない。だから8冊目は「余裕があれば読む本」ではなく、基礎を一周した後に読む本として置いている。
研究法を学ぶことが「正しく測る技術」だとすれば、研究倫理は「何のために、どこまで測ってよいのか」を考えるためのものだ。その二つがそろうと、認定心理士という基礎資格の背後にある心理学教育の意味も、少し違って見えてくる。
目的別に選ぶ認定心理士の参考書
完全な初心者なら
『ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版』から始めたい。細かな資格制度を覚えるより先に、心理学の中にどんな領域があるかを知っておく。地図があるだけで、その後の授業がばらばらになりにくい。
統計が苦手なら
『やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉』が入りやすい。ただし統計だけを孤立させず、余裕が出たら『これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法』を合わせて読むと、「何のための数字なのか」までつながる。
実験実習に備えたいなら
まず『実験・実習で学ぶ心理学の基礎――認定心理士資格準拠』を優先したい。実験レポートの作業まで具体的に見たいなら、『心理学実験法・レポートの書き方』を追加するとよい。
レポートの書き方に困っているなら
提出期限が迫っている時期には、『心理学実験・研究レポートの書き方――学生のための初歩から卒論まで』のように役割の絞られた本が使いやすい。ただし大学や担当教員による提出形式がある場合は、必ずその指示を優先したい。
卒業研究まで見据えるなら
『心理学研究法――心を見つめる科学のまなざし 第3版』を軸にし、『心理学研究のための倫理ガイドブック』まで進みたい。テーマを思いつくだけでなく、どんな方法で確かめられるか、その研究を行ってよいのかまで考えるところから卒業研究は始まる。
初心者が3冊だけ読む場合の順番
1冊目で心理学全体を見渡し、2冊目で「心理学を実際に調べる」感覚を持ち、3冊目で研究法と統計を一つにつなげる。この順番なら、資格のための暗記ではなく、大学で心理学を学ぶための足場ができる。
数学への抵抗がかなり強いなら、3冊目を『やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉』に替えてもよい。読む順は能力の序列ではない。今つまずいている場所に合わせて変えたほうがいい。
2027年の認定基準変更で確認したいこと
認定心理士をこれから取得する人は、履修した年度だけでなく「どの認定基準で申請するのか」を確認しておきたい。
日本心理学会は2027年4月1日から2027年基準の申請受付を開始する。移行措置として2014年基準による申請も2031年3月31日まで可能であり、一定期間は新旧両基準が並行する。
大きな変更点の一つが基礎実験だ。2027年基準では、基礎科目c領域について最低2単位は基礎実験科目を含むこととされ、心理学で実験実習を履修する重要性がより明確になった。また選択科目についても、d・e・f・g・hの5領域中4領域以上で各2単位以上を含み、5領域の小計16単位以上とする基準が示されている。
ただし、自分の大学の科目がどの領域として認定されるかは、記事や科目名だけから断定できない。日本心理学会は科目名だけではなく申請科目の内容を審査するとしている。履修計画を立てるときは、所属大学の案内と日本心理学会の最新情報を必ず確認したい。
認定心理士とほかの心理資格の違い
認定心理士(心理調査)との違い
認定心理士(心理調査)は、認定心理士の中でも心理調査に関連する専門科目を履修したことを日本心理学会が認定する資格で、通称「心理調査士」とされている。通常の認定心理士より、心理調査に焦点を当てた位置づけだ。
そのため、心理調査の専門教材を「認定心理士の基本参考書」として混ぜると学習目的がぼやける。本記事では、まず通常の認定心理士を考える人が必要になる心理学の基礎、研究法、統計、実験実習を優先した。
公認心理師との違い
公認心理師は公認心理師法に基づく国家資格であり、保健医療、福祉、教育などの分野で心理学の専門的知識・技術を用いた業務に携わる心理職の資格として制度化されている。国家試験も実施されるため、認定心理士とは取得の仕組みも資格の位置づけも異なる。
したがって、公認心理師国家試験の問題集を買っても、それがそのまま認定心理士の資格対策になるわけではない。名前に「心理」が入っているという理由だけで参考書を共通化しないほうがよい。
臨床心理士との違い
臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が資格認定を行っている。認定心理士とは認定団体も制度も異なり、臨床心理学を専門として進むための資格と、大学での心理学の基礎学力・技能を示す認定心理士を同じものとして考えることはできない。
心理職を将来の仕事として考えているなら、「まず認定心理士を取れば自動的に公認心理師や臨床心理士へ進める」と考えるのではなく、それぞれの資格要件から逆算して大学・大学院での履修計画を確認する必要がある。
関連グッズ・サービス
本を読んだ後の学びを生活に根づかせるには、生活に取り入れやすいツールやサービスを組み合わせると効果が高まる。
Kindle Unlimited
心理学概論だけでなく、統計、レポート作成、大学での学び方など周辺分野へ関心が広がったとき、気になる本を横断して試し読みできる環境は便利だ。専門書は一冊ずつ目的を決めて買い、周辺知識は広く触れてみる、と使い分けると読書が重くなりすぎない。
Audible
認定心理士向けの専門教科書は机に向かって読む必要があるものが多い。一方、心理学の一般書や学習法の本なら、移動中に耳から触れることで勉強時間を分散できる。専門書を読む気力が残っていない日は、少し違う入口を持っておくと学びを完全に止めずにすむ。
方眼ノート
心理統計や研究法では、文章を写すだけのノートより、概念同士を線で結んだり、表や簡単な図を書いたりできる余白があると使いやすい。とくに「研究目的→仮説→変数→分析」と一枚につなげてみると、ばらばらだった授業内容が急に一つの流れに見えることがある。
まとめ|資格試験本ではなく、心理学を学ぶ本を選ぶ
認定心理士の本選びで迷うのは、一般的な資格のような「これ一冊で試験対策」という本が見つからないからだ。しかし、その不便さは資格制度の性格をそのまま表している。
まず『ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版』で心理学の景色を見渡す。次に『実験・実習で学ぶ心理学の基礎――認定心理士資格準拠』で、自分の手でデータを取る感覚に触れる。そこから研究法と統計へ進むと、机の上に散らばっていた知識が少しずつつながっていく。
授業が進んだら、必要なところで専門書を足せばいい。
- 全体像から入りたいなら、『ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版』
- 資格とのつながりを意識して実験実習を学ぶなら、『実験・実習で学ぶ心理学の基礎――認定心理士資格準拠』
- 研究法を体系的に固めるなら、『心理学研究法――心を見つめる科学のまなざし 第3版』
- 研究法と統計を一緒に理解するなら、『これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法』
- 数字への苦手意識が強いなら、『やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉』
- 実験レポートで困ったら、『心理学実験法・レポートの書き方』や『心理学実験・研究レポートの書き方』
- 卒業研究まで見えてきたら、『心理学研究のための倫理ガイドブック』
認定心理士は、資格名だけを追いかけるより、その過程で心理学のものの見方を身につけるほうがおもしろい。まずは自分がいま立っている場所に合う一冊から始めればよい。
認定心理士の本に関するよくある質問
認定心理士には資格試験がありますか?
一般的な資格のような筆記試験に合格して取得する仕組みではない。原則として4年制大学を卒業し、大学などで取得した心理学関係科目の単位を申請し、日本心理学会の資格認定委員会による審査を受ける。したがって「認定心理士試験の過去問」を探すより、自分の履修科目が認定基準を満たしているか確認することが先になる。
本を読んで独学すれば認定心理士を取得できますか?
本を読むだけでは取得できない。書籍は心理学概論、統計、研究法、実験実習などの理解を助けるために使うものだ。資格申請には大学で取得した所定の単位などが関係するため、これから履修する人は所属大学の案内と日本心理学会の認定基準を確認したい。独学は「取得方法」ではなく「授業についていくための補助」と考えるとわかりやすい。
認定心理士を目指す人の最初の一冊はどれですか?
心理学自体が初めてなら、『ゼロからはじめる心理学・入門――人の心を知る科学 改訂版』をすすめたい。認定心理士の手続きを説明する本ではないが、心理学を臨床や性格だけに狭めず、知覚、学習、記憶、発達、社会などを含む広い学問として見渡せる。その地図を持ってから研究法や統計へ進むほうが学びやすい。
心理統計が苦手な人にはどの本がおすすめですか?
『やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉』が入りやすい。練習問題を使いながら段階的に学べるので、数式を見ただけで苦手意識が先に立つ人にも向く。研究の中で統計がどこに位置するのかまで知りたいなら、『これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法』を合わせたい。
心理学実験のレポートを書くにはどの本がよいですか?
実験そのものの進め方から学びたいなら『心理学実験法・レポートの書き方』、レポートの構成や卒業研究まで見据えた文章の書き方を確認したいなら『心理学実験・研究レポートの書き方――学生のための初歩から卒論まで』が使いやすい。ただし提出形式や引用方法については、所属大学や担当教員の最新の指示を優先する。
大学指定の教科書と市販の入門書はどちらを優先すべきですか?
単位取得に関わる授業では指定教科書を優先したい。市販の入門書は、指定教科書が難しいときの補助や、授業同士をつなぐために使うのがよい。一冊ですべてを理解しようとせず、「概論の補助」「統計の補助」「レポートを書くときの確認用」のように役割を分けたほうが本代も読書時間も無駄になりにくい。
2027年から認定基準はどう変わりますか?
2027年4月1日から2027年基準による申請が始まる。主な変更点として、基礎科目c領域で最低2単位の基礎実験科目を含むことが示され、選択科目の必要単位についても見直しが行われる。2014年基準は移行措置により2031年3月31日まで申請可能なので、自分がどちらの基準で申請するかを確認したい。
公認心理師の試験対策本は認定心理士にも役立ちますか?
心理学の知識そのものが重なる部分はあっても、資格対策本として置き換えることはできない。公認心理師は国家試験のある国家資格で、認定心理士とは取得制度が異なる。認定心理士を目指す段階では、公認心理師の試験問題を解くより、心理学概論、研究法、統計、実験実習の基礎を丁寧に身につけるほうが優先度は高い。







