黄色が好きな方の特徴
黄色は起業家の方がよく好む色だそうです。金運上昇や成功、輝きを表わします。チャレンジ精神が旺盛で、発想力が豊か。元気で健康的で活力に溢れたユニークな性格で、何か新しいことを始めたいときはパワーをくれる色だといわれています。今回は、そんな黄色のポジティブなパワーをもらえる本を紹介いたします。
大地〈全四巻〉
パール・バック (著) (新潮文庫)
舞台は十九世紀から二十世紀の中国。新しく生まれ変わる激動の時代を生きた王家三代にわたる壮大な物語。女性の健気さ、信念の強さが美しく、大地に生まれ大地に還る人間をテーマにしたピューリツァー賞、ノーベル文学賞受賞作品です。貧乏なお百姓さんから王になるまでの成功物語に手に汗を握ります。
世界は広く、美しい 地球をつなぐ色<黄>
長倉 洋海 (著) (新日本出版社)
黄色は現世と来世を繋ぐ色でもあり、黄泉の国といわれている通り、再生の色でもあります。終わりがあるからこそ新しい「始まり」がある。闇があるからこそ光が際立つ。陽の光、一面の菜の花、バナナの鮮やかな黄。世界中の黄色を集めた一歩踏み出したくなるような写真エッセイ集です。
世界一敷居が低い 最新医学教室
瀬名 秀明(著) (ポプラ社)
夕刊フジに掲載された新聞コラムを集めた本。最先端医療といわれる脳科学、遺伝子工学、ロボット工学や細菌学などの話題を中学生にも分かるようにSF小説のように解説されています。SF作家で著名な方ですが、東北大学大学院の薬学研究科を卒業されたとのこと。2011年に書かれたものなので、医学も日進月歩しているとは思いますが、SF作家ならではのユニークな視点に好奇心が湧きだちます。
ガダラの豚〈全三巻〉
中島 らも(著) (集英社文庫)
新興宗教と民俗学、奇術が絡み合い、個性豊かな登場人物たちが登場するドタバタ喜劇。寝食を忘れて読む本ランキング常連の本ですが、著者の膨大な知識量に圧倒されるとともに、仏教からアフリカ呪術にいたるまで冒険心がくすぐられる本です。ハードボイルドな冒険譚として読むこともできます。
何かを築き上げていくとき、何かを始めるためのエネルギーになるような本です。ここぞと気合を入れたいときのお供にどうぞ。