ほんのむし

読書はみんなのサプリ

【魔女 小説 おすすめ】ホグワーツに入学したくなったら、読んで欲しい本。

ハリーポッターシリーズは今や世界的に知らない人はいないくらい有名になりましたね。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも目玉アトラクションになり、それだけ魔法使いに憧れている人が多いのでしょう。
そんな魔法使い、特に魔女を目指している女の子に読んでもらいたい本があるんです。

 

『まじょがっこう。ミルドレッドの魔女学校1』

魔女学校の一年生―ミルドレッドの魔女学校〈1〉 (児童図書館・文学の部屋)

著・ジル・マーフィ
ここは、魔女学校。魔女になる勉強をします。先生もちろん全員魔女。きょうは「まじない薬」のテストです。教科書を見ないで「わらい薬」をつくらなくてはなりません。
生徒は、ふたりずつ組になり、用意された材料から必要なものをえらんで、大窯に入れるのです。ミルドレッドは、モードと一緒になりました。あれやこれや、材料を窯に放りこみ、煮込んでみると、できあがった液体は緑色。ほかの組はピンクなのに......。
いつも失敗ばかりしている問題児ミルドレッドが魔女学校でまきおこす騒動を、ユーモラスに描いています。
全4冊の人気のシリーズで、意地悪な同級生のいやがらせ、いっぷうかわった魔女の先生など、人間の学校にも出てきそうな人物が活躍する楽しいお話です。ひとりで本を読み始めた小学生低学年の女の子にオススメです。

 

『魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン』

魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン

著・マルカム・バード

魔女になりたい犬、魔女をもっと知りたい人のための本です。魔女の家って、どうなっているの?庭は?台所は?服装は?お化粧は?など、魔女について知りたいことが、なんでも書いてあります。
うらないのしかたや、のろいのかけかた、お料理のページもあります。材料がないときの代用品も書いてあるので、便利ですね。ミミズのかわりにはスパゲッティ、ハ工のかわりには手しぶどう。
魔女になりたいあなた、この本で勉強して、立派な魔女になりましょう。
物語というより、ほんとうに魔女の入門書の体裁。著者自身の挿絵で、細かいところまでしっかり描きこまれ、全編ユーモアにあふれています。索引までついていて、大人もじゅうぶん楽しめる本です。

 

『魔女になんかなりたくない!』

魔女になんかなりたくない! (文研じゅべにーる)

著・マリー・デプルシャン

11歳のヴェルトのおかあさんは魔女です。とんがり帽子はかぶってないけど、とつぜん雨を降らせたり、犬をイスに変えたりするんです。
それに、おばあちゃんも魔女です。代々、最初の娘に魔法の力が伝わるのです。だから、おかあさんは、娘に魔女の兆しがあらわれるのを、今か今かと待っています。
ヴェルトは、それがいやでたまりません。お皿を飛ばしたり、つむじ風で窓を開けたりしたらボーイフレンドだってできやしない。生まれつき魔女になると決まっているなんて、ああついてない!
フランスの現代児童文学です。魔女であることを除けば、どこにでもある母と子の問題が描かれており、共感できる部分が多いでしょう。章ごとにおかあさんの側からもおばあちゃんの側からも書かれているので、それぞれの気持ちがわかります。

 

世の中には望んで魔女になる人と、運命で魔女になるべく決められてて仕方なくなる人の2種類がいるんですね。
魔女に憧れている人にとっては、羨ましいって思うかもしれませんが、当人にとっては大変なことなんですよ。

Copyright © ほんのむし All Rights Reserved.

Privacy Policy