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【お寿司 おすすめ 小説】世界のお寿司好きに読んで欲しい。おすし本おすすめ3選。

今や世界中で大ブームのお寿司。手軽につまめてヘルシー、旬の食材を使うこと、様々なアレンジがきくことで世界各国で愛されています。まさに世界に誇れる和食の代表、お寿司。今回はお寿司がテーマの本を紹介いたします。

 

「握る男」

握る男 (角川文庫)

(角川文庫) 原 宏一・作
 ゲソこと徳武光一郎が、両国の鮨店「つかさ鮨」に修行に入り、店を乗っ取り、手段を選ばず日本一の鮨職人を目指すという型破りのストーリー。鮨だけではなく権力も握る、人心も握ると常に上を目指し続けていく企業小説でどんどん読めてしまいます。グルメ小説としては異端ですが、最後のワンシーンではぐっとくるものがあり、熱い男の生きざまを描いている一冊です。昭和初期のエネルギーが溢れています。

 

「懐かしい食堂あります 五目寿司はノスタルジアの味わい」

懐かしい食堂あります 五目寿司はノスタルジアの味わい (角川文庫)

(角川文庫) 似鳥 航一・作
 昭和の空気が漂う三ノ輪で大家族が経営している「みけねこ食堂」が舞台。美形揃いの五人兄弟と、素朴な料理、真摯に人と向き合う姿に心がほぐれます。おばあちゃんのつくるちらし寿司は豪華で彩り豊かな懐かしい味。そこにはドラマが隠れていて・・・。家庭それぞれの味があるちらし寿司。豚肉の生姜焼きや家庭系ラーメンといった今すぐ食べたい懐かしい味がここにあります。

 

「すし食いねえ」

すし食いねえ (文学の扉)

(文学の扉) 吉橋 通夫・作
 江戸前ずしがどのように変化してきたのか、にぎりずしの元祖・小泉与兵衛がモデルの小学生上級生向きの物語。江戸っ子らしい気風の良さ、軽快な口調と、ホロホロこってりといった魚の身の表現でお寿司が食べたくなる一冊です。マグロは最も嫌われた食材だったので醤油漬けにしたなど、現在のお寿司の形になるまでの豆知識も仕入れることができます。

 

どんな人とお寿司を食べに行っても、色んなネタがあるので個人の好みに合わせて食べれるように、今回紹介した本も万人受け間違いなしです。読んでいると絶対お寿司が食べたくなります。

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