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【恋愛疲れた おすすめ 小説】恋、いつもしてなきゃダメ?恋愛疲れに読みたいおすすめ本3冊

現代は恋愛至上主義、ティーン誌ですら「クリスマスぼっち阻止のための作戦♡」なんてテーマで特集を組まれ、恋人がいて、ラブラブで、充実していることが求められる雰囲気が高まっているように感じている方も少なくないのではないのでしょうか。

でも、「恋愛は疲れる」「しばらくおやすみしたい」と思っている女性も多いはず。そんな方に勧めたい「小説」を三冊ピックアップしました。

 

「ランチのアッコちゃん」

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

一冊目は柚木麻子さん「ランチのアッコちゃん」(双葉社 2013)。恋人に振られた冴えない地味なOL、三智子が、コワモテの女上司にある日「ランチを取り替えっこしない?」と突飛な提案をされます。

それも普通なランチではなく、なぜかカレー屋さんの店番をしたりランニングをしたり、みるみる三智子の日々に彩りが咲き始めます。読むだけでお腹が空いてきて、読み終わる頃にはおいしいものをもりもり食べたくなっているはず。短編集なので、読書から普段離れている人にもとっつきやすい作品です。

 

「私を食い止めて」

私をくいとめて

二冊目は綿矢りさ「私を食い止めて」(朝日新聞出版 2016)。
主人公はやっぱり地味なOL、みつ子。彼女の秘密は、頭の中に「A」が住んでいること!Siriのように彼女に的確なアドバイスをすら「A」とともに生活するみつ子の暮らしは気絶するほど地味。

趣味はかっぱ橋で食品サンプルを作ること(勿論一人で)、彼氏無し、御局様になるほど強気でもなく、年若い女子社員の中でほんのり浮いているような、でも大して気にしていない日々。

けれど、「A」がいるせいか、フォトジェニックから遠い彼女の毎日はちっともつまらなくなんかありません。いつしかみつ子と一緒にカフェで隣の女子会に耳をすませながらツッコミを入れたり、微妙な関係の黒田くんにやきもきしたり、のめりこめるはず。

今まであったようでなかった、不思議なゆるさ。

力を抜いて生きていきたいあなたにおすすめです。

 

「あの家に暮らす四人の女」

あの家に暮らす四人の女

最後は三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」(中央公論新社 2015)。タイトル通り、四人の女性が訳あってシェアハウスをする長編です。長編といっても、ちっとも気を張らずにすんなり読めます。途中で河童の剥製をつとめたり、なんでもありのストーリー。あらすじははっきりとはないのですが、女性の「あるある」が詰まっていて、共感できること間違いなし。モテたい!彼氏は欲しい!でもそのための努力はめんどくさいし、傷つくのも嫌だな、なんて思っている自分を笑って肯定できるような、そんな一冊です。

 

最後に

オススメは以上です。読んでみたい本はありましたか?大学生のころに比べて、社会人になると本から遠ざかってしまいがちですが、雨が降る日は一人で家にこもって文学少女を気取るのもいいかもしれません。電車では携帯ではなく本を開くようなステキな大人でありたいですね。

 

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