社会人になって、仕事にも慣れ日々の生活に特に不満はない。
でも、なにか燃えるようなものがほしいなと思っている方におすすめの本が3冊あります。
『生きがいについて』
著・神谷美恵子
生きがい喪失者とひたすら向き合ってきた精神科医の著者の本です。ひとたび生きがいを失ったらどんな風にしてまた新しい生きがいを見出すのだろうか。
生きがいについて客観的に分析を行い、常に慈愛に満ちた心で語られています。
1966年の初版から50年近くも読み継がれている名著です。自分の人生に生きづらさを感じている人に一度は読んでほしい本です。どうしようもないときに救われる本でしょう。
悩んで悩んでどうしようと壁にぶつかっている社会人に読んでほしいです。下手な心療内科を受診するより効くかもしれませんよ。
『D列車で行こう』
著・阿川大樹
すでに決定しているローカル鉄道の廃止を覆し、黒字路線に転換させるために、わざわざ会社を立ち上げ田舎町までやってきた3人の素人の物語です。
元銀行支店長、女性ミュージシャン、リタイア官僚の彼らは、再建を渋る町長を説得します。
説得するために突飛なアイデアを次々と出していきます。一見無関係にも思われる彼らはどうして人生をかけてまで再建を目指すようになったのでしょうか。
そして町長の重い腰を上げさせることはできるのでしょうか。主人公たちは鉄道運営を継続していくためにいろんな案を出し続けるのです。
何かしたいことが、あるならとにかく自分から動かなくちゃダメだということを強く教えてくれる本です。無気力症候群に陥ってる大学生にぜひ読んでほしい本ですね。
『永遠のゼロ』
著・百田尚樹
特攻隊で命を落とした佐伯健太郎の祖父宮部久蔵、優れた操縦技術で天才と呼ばれる一方、必ず生きて帰ると公言したことにより臆病者というレッテルを貼られています。
26年という彼の生涯を紐解いて行った時、見えてきた真実とはなにか。心が震えるというのはこういうことかと、この本に出会った時に思った本です。
生まれて初めて本を貸さないでもう一冊買ってプレゼントする、そういうことをしたくなる本で、自分の手元から離したくないと思った本です。
この本を読む前と後では人生観が変わるでしょう。
人は一人では生きられないと、よく言いますね。
生き甲斐とは、一言で言うと、自分以外の誰かのために頑張るということではないでしょうか。
1日でいいから自分自身のためじゃなく家族でも恋人でもいいから
その人のために仕事をやってみてはいかがでしょうか。
きっと、昨日までとは違った感触が味わえることでしょう。