内定が決まり、大学の卒業も無事に終わって後は入社日を楽しみに待つだけ。
そんな大学生におすすめしたい本を3冊ご紹介いたします。
「世界一やさしい問題解決の授業」
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
渡辺健介著「世界一やさしい問題解決の授業」は、中学生でもわかりやすい言葉で書かれた問題解決の入門書です。
説明に使われている例題も中学生でも理解しやすいものが取り上げられており、今まで問題解決の手法などを学んだことのない大学生にとってもすぐに理解できて、日常生活でも活用することができます。この本に書かれている手法は問題解決の基本中の基本のものばかりです。
すでにこれらの手法を知っている大学生も、理論はわかっていても実際に使ったことがある方は少ないのではないでしょうか。社会人になるとこの本に書かれている例題だけではなくもっと難しいビジネスシーンでも同じ手法を使って問題を解決する場面が増えてくるため、自分なりに入社前に様々なケースでこれらの基本の手法を使い慣れていると仕事がはかどるようになります。
「ビジュアル ビジネス・フレームワーク」
堀公俊著「ビジュアル ビジネス・フレームワーク」は、ビジネスシーンで必要なフレームワークがまとめられた便利な本です。
ここに書かれている様々な手法を入社前に覚える必要はありませんが、このような方法があると知っておき、入社後に必要に応じて使うようにすると役立ちます。持ち運びしやすい文庫本サイズに重要なフレームワークがコンパクトにまとめられています。
ただし簡単にまとめられた本なので、解決手法を深く使いこなすためには他の書籍などで調べたり講義を受けたりして勉強する必要があるかもしれません。入社前にこの本を読んで興味があった手法は勉強しておくと社会人になってから役立ちます。
「まんがでわかる ドラッカーのリーダーシップ論」
藤屋伸二監修「まんがでわかる ドラッカーのリーダーシップ論」は、仕事の失敗で前職を退職した主人公が生まれ故郷の「村おこし特命村長」に任命されてメンバーと奮闘する話です。
主人公は村おこしのプロジェクトでも様々な失敗をしますが、なんとか問題を解決して成功に導きます。この本では、組織の中で働く社会人になると起こりがちな様々な問題の解決方法が、経営学で有名なドラッカーの理論を用いて漫画でわかりやすく説明されているので、楽しく学ぶことができて問題解決の入門書としておすすめの1冊です。
さいごに
社会人になると次々と問題が出てくるので、一つの問題でいつまでも立ち止まっているわけにはいきません。気持ちを上手に切り替えられるようになるためにも、問題を客観的に分析して最善の解決方法を早く見つけられることが次のビジネスチャンスに繋がります。