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【海賊 おすすめ 小説】海賊が登場するおすすめ本まとめ。いざ、冒険の海へ!

荒れ狂う海、たくましい男たち、宴と冒険。漫画「ワンピース」や映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の人気から海賊ブームが起きています。自由で荒くれ、ロマンある冒険譚と息をのむ迫力を小説でも味わってみませんか?海賊が登場するわくわくする小説を紹介いたします。

 

「宝島」

宝島

(新潮文庫) ロバート・L. スティーヴンソン・作

 海洋冒険小説の定番であるこちらの作品。一本足のシルヴァー船長とその一団とともに宿屋の少年ジムが宝探しの旅にでます。昔アニメ化されていたので覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?シルヴァー船長のカリスマぶり、善人なのか悪人なのかハラハラさせられるところは小説でも健在です。高らかに歌い上げる海賊の歌に酔いしれながら、子供時代にトリップしてみては?様々な翻訳があるなか、2016年新訳のものをおすすめします。

 

「無頼船長トラップ」

無頼船長トラップ (1982年) (ハヤカワ文庫―NV)

(ハヤカワ文庫 NV 300) ブライアン キャリスン・作

 海賊は悪の象徴。自称「中立」であるトラップ船長は金もうけのためなら部下の命はもちろん、自らの命まで危険に追い込む。世界の裏社会で生きる悪い奴らを見たい方はこちら。ユーモアたっぷりのジャック・スパロウのような船長です。続編として「無頼船長の密謀船」「無頼船長と中東大戦争」が翻訳されています。

 

「白鯨 モービィ・ディック」

白鯨 モービィ・ディック 上 (講談社文芸文庫)

(講談社文芸文庫) ハーマン メルヴィル・作

 まさに大人のための硬派な海洋冒険小説。以前、途中で挫折してしまったという方は、読みやすい新訳で上下巻で発売されている講談社文芸文庫版をおすすめします。自己を超える何か大きなものとの闘い、それが幻の白鯨との闘い。宗教について、自然の厳しさについても言及されており、一筋縄ではいかない精神との闘いでもあります。ちなみに、この本に登場するコーヒー好きのスター・バックスという航海士から、かの有名コーヒーチェーン店の名前になったそうです。

 

夏休みに、冒険に出かけたい気分のときに読んでほしい3冊です。どれも心躍る冒険譚でありながらも、人間の本質について深く考えさせるものがあります。古典小説は翻訳の相性もあるので、書店で実際手に取って比べてみるのも面白いかもしれません。

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