医薬分業が進み、より密接に患者と接する機会が増えた薬剤師さん。調剤や薬歴管理に加え、服薬指導に渡って幅広い専門知識が求められています。
日進月歩する医学の情報、新薬の取り扱い方、多種類の薬の飲み合わせなど日々勉強を怠ることができない責任重大なお仕事です。そんな薬剤師さんのピンチヒッターになる本を集めました。お仕事の参考にしてくださいね。
医師ともっと話せるようになるための 基本的臨床医学知識
大八木 秀和(監修) (じほう)
チーム医療が求められる現代、カンファレンスに参加した際に医師とスムーズに話ができるように知っておくべき病態生理の基本から、専門医と話ができるレベルまで疾患別にまとめられています。
全ての診療科の研修医レベルの知識を手に入れることができます。理論的に解説されているので、暗記に頼ることなく頭に入ってくると評判です。できる薬剤師を目指している方、病院薬剤師の方におすすめの一冊です。
薬剤師のための薬物療法に活かす検査値の読み方教えます! 〜検査値から病態を読み解き、実践で活かすためのアプローチ
薬剤師のための薬物療法に活かす検査値の読み方教えます! 〜検査値から病態を読み解き、実践で活かすためのアプローチ
野口 善令(編集) (羊土社)
検査値に異常がでたとき、どのように考えるか。病態や患者の生活背景、処方薬の影響を症例を元に解説してくれます。
検査値に異常を起こしやすい薬剤、鑑別疾患などの基礎知識が簡潔な文章と表でまとめられており、とっさのときに見返しやすい一冊です。より患者さんの身近にいる薬剤師さんだからこそ気づくことがあるはず。副作用に悩む患者さんの悩みを解決することも薬剤師さんの役割のひとつです。
薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100
児島 悠史(著) (羊土社)
実践に役立つ類似薬の特徴が分かる一冊。図が多く、5ページほどにまとめられているので分かりやすいと好評です。
処方する医師の意図をすぐに読み取れ、患者さんからの質問も、その場で答えることができます。新人薬剤師さん、調剤薬局の薬剤師さん、薬学生にもおすすめの一冊です。
現役薬剤師さんが活用されている本です。多くの種類の薬を飲まれていて、不安に思ってもなかなか薬剤師さんに質問できないという患者さんにもおすすめです。