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【ペンギン絵本おすすめ】ペンギン好きの子どもに読ませたいかわいい名作7選

ペンギンが好きな子に絵本を選ぶなら、まずは「動く」「物語を追う」「知る」の順でそろえると失敗しにくい。この記事では、赤ちゃんから楽しめる絵本、読み聞かせで盛り上がる物語、少し大きくなってから効く図鑑とシリーズまで、ペンギン絵本だけに絞って7冊を紹介する。

 

 

読む目的別の入り口

ペンギン絵本は、年齢だけで選ぶよりも「今の子どもが何に反応しているか」で選ぶほうが合いやすい。体を動かしたい時期、絵をじっと見たい時期、物語の流れを追える時期で、刺さる一冊は少しずつ変わる。

ペンギン絵本を選ぶときに見るところ

ペンギンの絵本は、ただ「かわいい動物が出てくる本」では終わらない。立って歩く姿、よちよちした動き、親子で群れる姿、氷や海の気配。子どもが一目で好きになりやすい形をしている一方で、読み聞かせにすると、まねっこ、観察、数、家族、旅といったテーマへ自然に広がっていく。

小さい子には、まず動きがある本が強い。まだ物語を最後まで追えない時期でも、ペンギンが首を伸ばす、腕をぱたぱたする、ころんと丸くなる。そういう一場面だけで十分に楽しい。絵本を「聞くもの」ではなく「一緒にするもの」として受け取れるからだ。

少し大きくなると、今度はページの中を探したり、ペンギンたちの小さな表情を読んだりする楽しさが出てくる。買い物、引っ越し、ホテル、旅。ペンギンたちが人間の生活に近い場面へ入り込むと、子どもは自分の毎日と重ねて読むようになる。スーパーで迷子になった記憶、旅行前のそわそわ、家族で出かける日の玄関の音。そういうものが絵本の中で、少しだけやわらかく見えてくる。

さらに、ペンギンを「知りたい」気持ちが出てきたら図鑑が効く。どこに住んでいるのか、何種類いるのか、どうやって泳ぐのか。物語で好きになった動物を、知識としてもう一度見る。ここまで進むと、絵本はただの読み聞かせではなく、水族館の前後や、家での会話にまで続いていく。

ペンギン絵本おすすめ7選

1. ぺんぎんたいそう(福音館書店)

ぺんぎんたいそう (0.1.2.えほん)

ぺんぎんたいそう (0.1.2.えほん)

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最初の一冊に置くなら、やはり『ぺんぎんたいそう』が強い。物語を理解する前の子でも、ページを開いた瞬間に体で反応できる。首をのばす、手をぱたぱたする、体をゆらす。言葉が短く、絵も余白が大きいので、赤ちゃんの視線が迷いにくい。

この本の良さは、読み聞かせを「静かに聞かせる時間」にしなくていいところにある。子どもが立ち上がっても、声を出しても、途中で笑って転がっても、その全部が本の楽しみ方になる。読み手も構えなくていい。寝る前に静かに読むというより、昼間の機嫌が少し崩れた時、親子で空気を入れ替えたい時に効く。

ペンギンの動きは、幼児にとってまねしやすい。犬や猫のように四つ足になる必要がなく、人間の体のまま遊べる。だから「絵本を読む」から「一緒にやる」までの距離が近い。まだ言葉が少ない子でも、ページの動きを覚えて、次に何をするか先回りするようになる。

絵本棚に置いておくと、何度も戻ってくるタイプの本だ。ストーリーの意外性で引っ張るのではなく、同じ動きをくり返す安心感で読ませる。大人には単純に見えるかもしれないが、子どもにとっては「次がわかる」こと自体がうれしい。自分の体でわかった、という小さな成功が積み重なる。

0〜2歳の読み聞かせデビュー、ペンギン好きになり始めた子、じっと座って聞くのがまだ難しい子に向いている。絵本時間がうまく続かない時ほど、この一冊は頼りになる。声に出すと部屋の空気が少し軽くなり、親の肩の力まで抜ける。

2. ペンギンのおかいもの(WAVE出版)

『ペンギンのおかいもの』は、ペンギンのかわいさを、生活のにぎやかさの中で楽しめる絵本だ。買い物という身近な場面に、ペンギンたちがすっと入り込む。特別な冒険ではないのに、ページをめくるたびに小さな事件が起きる。子どもにとっては、いつものデパートやお店が、少しだけ物語の場所に変わる。

さかざきちはるの絵は、線がやわらかく、キャラクターの姿がすぐ目に入る。ペンギンたちは表情を大きく崩さないのに、どこかあわてていたり、得意げだったり、迷っていたりする。その控えめな表情がいい。大人が読んでも、ページの端にある小物や配置を追いたくなる。

この本は、ただ読んで終わるより、親子でページをのぞきこむ読み方が合う。「どこにいるかな」「これ買ったのかな」と声をかけると、子どもの目が細かい場所まで動き出す。探し絵の楽しさもあり、物語の流れもあるので、2〜5歳くらいの「自分で見つけたい」時期に特に強い。

買い物に行く前後に読むと、生活とのつながりが生まれる。子どもが店の中で見ているものは、大人が思うよりずっと多い。棚の高さ、袋の音、エスカレーターの動き、人混みのざわざわ。この絵本を読むと、そうした何気ない場所が子どもの中で物語として残っていることに気づく。

ペンギンの絵本を「動き」から「物語」へ進めたい時にちょうどいい一冊だ。かわいいだけでなく、観察する楽しさがある。読み聞かせ中に子どもがページを戻したがるなら、この本がかなり合っている。

3. ペンギンかぞくのおひっこし(講談社)

『ペンギンかぞくのおひっこし』は、ペンギン絵本の中でも「家族で移動する」感覚を味わいやすい一冊だ。引っ越しという出来事には、楽しみと不安が同時にある。新しい場所へ行くわくわく、今までいた場所を離れるさみしさ、荷物をまとめるあわただしさ。そうした気持ちを、ペンギンの家族を通してやわらかく受け止められる。

子どもにとって、家の変化は大人が思う以上に大きい。引っ越しそのものでなくても、保育園や幼稚園の進級、部屋替え、家族の生活リズムの変化など、見慣れた世界が少しずれる瞬間はある。この本は、そういう時期に読むと静かに効く。説明しすぎず、ペンギンたちの移動を追ううちに「変わっても大丈夫かもしれない」と感じられる。

ペンギンは群れで動く生き物として描きやすい動物だ。親子やきょうだいが並んで歩く姿には、それだけで安心感がある。小さな足で進んでいく様子は、派手な冒険ではないのに、見ている側の気持ちを少し前へ運んでくれる。ページの中にある白さや余白も、あわただしいテーマを重くしすぎない。

読み聞かせでは、話を急がず、ペンギンたちがどこへ向かっているのかを一緒にたどるといい。子どもが「どこに行くの」「これ持っていくの」と聞いてきたら、その会話も含めてこの本の時間になる。物語を理解しはじめた3歳以降の子に向くが、家族で出かけることが好きな子ならもっと早く反応することもある。

新しい環境に入る前、旅行や帰省の前、なんとなく子どもが落ち着かない日に読みたい。ペンギンの家族が移動する姿を見ていると、変化は怖いだけではなく、みんなで歩けば少し楽しいものにもなるのだと感じられる。

4. ペンギンホテル(アリス館)

『ペンギンホテル』は、設定だけで子どもの想像力をつかむ絵本だ。ペンギンがホテルを営む、あるいはホテルを舞台に何かが起きる。その時点で、もう楽しい。ホテルという場所には、家とは違う匂いがある。ふかふかのベッド、知らない廊下、少しよそ行きの空気。そこにペンギンがいるだけで、日常がすっと別の世界にずれる。

この本が向いているのは、絵本の中の場所を楽しめる子だ。キャラクターだけではなく、「ここに泊まったらどうなるかな」と考えられるようになってきた時期に刺さる。ホテルの中には、部屋、受付、食事、客、行き来する足音がある。ページをめくるたびに、子どもは物語の舞台を自分の頭の中で広げていく。

ペンギンのかわいさは、ここでは少し上品に働く。よちよち歩く姿とホテルのきちんとした空間の組み合わせに、ちいさなズレがある。まじめに働いているようで、どこかおかしい。かわいくて、少しすました感じもある。そのバランスが読み聞かせに向いている。

旅行の前に読むのもいい。子どもは知らない場所に泊まることを楽しみにする一方で、不安も持つ。暗い廊下、違う枕、いつもと違うお風呂。そんな気持ちを、ペンギンたちのホテルが少し軽くしてくれる。実際の旅行を控えている家庭なら、絵本の中のホテルを見ながら「こんなお部屋かな」と話せる。

物語性のあるペンギン絵本を増やしたい時に、棚に入れておきたい一冊だ。『ペンギンのおかいもの』が日常の中のペンギンなら、『ペンギンホテル』は少しだけ非日常のペンギン。家の中で読むだけで、旅行かばんを開ける前のような小さなそわそわが生まれる。

5. 365まいにちペンギン(ブロンズ新社)

『365まいにちペンギン』は、少し大きい子に渡すと面白さがじわじわ効いてくる絵本だ。タイトルの通り、ペンギンが日々増えていくようなユーモアがあり、かわいいだけでなく、数の感覚やくり返しの面白さにもつながる。小さい子には絵のインパクトで、大きい子には「これ、どうなっていくの」という展開で読ませる。

この本の魅力は、ペンギンが一羽のキャラクターとしてではなく、数と存在感を持って迫ってくるところにある。ペンギンが増える。場所を取る。暮らしが変わる。最初はかわいいだけだったものが、だんだん家の中を占領していく。そのおかしさは、子どもにも伝わりやすい。

数を学ばせようとして読むと、少しもったいない。むしろ、物語の中で自然に「多い」「増える」「毎日」という感覚に触れられるところがいい。算数の前にある、量の実感。部屋いっぱいのペンギンを想像したときの圧迫感や笑いが、そのまま数への入口になる。

読み聞かせでは、子どもが少し疲れている日より、頭が元気で「なんで」「どうして」が多い日に合う。展開を追いながら、次に何が起きるかを考えたくなるからだ。4歳以降、小学生の入口くらいまで長く楽しめる。大人も、毎日ひとつずつ増えるものを抱え込むという状況に、妙に現実味を感じるかもしれない。

ペンギン絵本の中に、ユーモアと数の面白さを入れたいなら、この本があると棚の幅が広がる。やさしいだけ、かわいいだけではない。少し変で、少し困って、でもページをめくる手が止まらない。後半に置く意味のあるペンギン絵本だ。

6. ペンギンのずかん(Gakken)

ペンギンを「かわいい」で終わらせず、もっと知りたい子には『ペンギンのずかん』がいい。絵本のように親しみやすく読めて、図鑑としての入口にもなる。ペンギンには種類があり、住んでいる場所があり、体のつくりがあり、泳ぎ方がある。そうした知識が、子どもの好きな気持ちを少し深いところへ連れていく。

図鑑というと、まだ早いと感じる家庭もあるかもしれない。けれど、この本は「全部を覚える」ための本ではない。まずは、ページを開いて「こんなペンギンもいるんだ」と驚く。それだけで十分だ。好きな動物に名前があり、違いがあると知った瞬間、子どもの見方は変わる。

水族館へ行く前に読むと、展示を見る目が変わる。水槽の前で、ただ「ペンギンかわいい」と言うだけでなく、歩き方や羽、泳ぐ速さに目が向くようになる。帰ってきてから読むのもいい。見たものに名前がつくと、体験が記憶として残りやすい。

物語絵本と違い、最初から最後まで通して読まなくてもいい。気になるページだけ読む、好きな種類だけ見る、写真やイラストを眺める。そういう読み方ができるのも図鑑枠の強みだ。読み聞かせに疲れた日でも、隣に座って一緒に眺めるだけで会話が生まれる。

ペンギン熱が一時的なブームで終わらず、動物や自然への関心に育っていくとき、この一冊が橋になる。かわいさから知識へ進む本として、7冊の中では少し後ろに置きたい。物語で好きになったあとに読むと、ペンギンが画面の中のキャラクターではなく、生きている動物として立ち上がってくる。

7. ペンギンきょうだい れっしゃのたび(ブロンズ新社)

最後に置きたいのが『ペンギンきょうだい れっしゃのたび』だ。ペンギンきょうだいシリーズの入口としても読みやすく、ペンギンのかわいさと旅のわくわくがうまく重なっている。列車という乗り物は、子どもにとって特別だ。窓の外が流れ、知らない駅に止まり、目的地に近づいていく。その流れを、ペンギンきょうだいと一緒にたどれる。

この本は、1ページごとの出来事だけでなく、「出発して、進んで、着く」という時間の流れを楽しめる子に向いている。物語を追う力が少し育ってきた時期に読むと、ぐっと入りやすい。ペンギンたちの表情や動きに目を向けながら、次はどこへ行くのかを待つ楽しさがある。

きょうだいが登場する絵本としても読みやすい。上の子、下の子、少し先に行きたい子、のんびり見ていたい子。子どもは、自分に近いペンギンを見つけるかもしれない。きょうだいがいる家庭ではもちろん、一人っ子でも、友だちとのお出かけや集団生活に重ねて読める。

旅の絵本は、子どもの心を外へ向ける。家の中で読んでいても、窓の外の線路や駅、遠くの町を想像するようになる。雨の日や、外に出られない日にもいい。布団の上に座って読んでいるのに、どこかへ移動したような気分が残る。

この本を気に入ったら、同じシリーズへ進めるのが大きな強みだ。ペンギンきょうだいの世界は、1冊で終わらず、次の本を読む楽しみを作ってくれる。絵本棚に「続きがある」ことは、子どもにとって小さな安心になる。ペンギン絵本を単発で終わらせず、シリーズの読書へつなげたい家庭に向いている。

関連グッズ・サービス

ペンギン絵本は、紙の本でページをめくる体験がよく合う。ただ、関連する図鑑や読み聞かせの時間を広げたいときは、読書環境を少し整えるだけで本棚の使い方が変わる。

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ペンギンから動物全般や自然科学へ関心が広がったとき、周辺の本を気軽に試し読みしやすい。紙の絵本を中心にしながら、親が次に読む本を探す補助として使うとちょうどいい。

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子どもに絵本を読んだあと、自分の本を開く体力が残っていない夜もある。耳で読める時間を持っておくと、家事の合間や移動中に、大人の読書の火を消さずに済む。

表紙が見える絵本棚

ペンギン絵本は、背表紙よりも表紙で選びたくなる本が多い。表紙が見える棚や小さな面陳ラックに置くと、子どもが自分で選びやすくなる。読み聞かせは、親が選ぶ時間から、子どもが「これ」と持ってくる時間へ変わっていく。

まとめ:ペンギン絵本は、かわいい入口から少しずつ広げる

ペンギン絵本は、低年齢のまねっこ遊びから始めて、物語、数のユーモア、図鑑、シリーズへ進めると流れが作りやすい。最初から知識を入れようとしなくていい。まずは、ペンギンの形や動きが好きになること。そのあとで、暮らしや家族、旅、水族館で見た本物のペンギンへ関心が伸びていく。

迷ったときの読む順は、次のように考えると選びやすい。

子どもがペンギンを好きになる理由は、たぶん一つではない。歩き方がかわいいからかもしれないし、白と黒の姿が目に残るからかもしれない。群れでいる安心感、海へ飛び込むかっこよさ、少し人間みたいな不器用さに惹かれているのかもしれない。

だからこそ、絵本も一冊で決めなくていい。今の年齢、今の気分、今よく見ているものに合わせて選べばいい。気に入ったペンギンが一羽、本棚にいるだけで、読み聞かせの時間は少しあたたかくなる。

よくある質問(FAQ)

Q:ペンギン絵本は何歳から楽しめる?

A:0歳から楽しめる本もある。特に『ぺんぎんたいそう』のように、言葉が短く、動きをまねできる絵本は赤ちゃん期と相性がいい。物語を追う本は2〜4歳以降、図鑑は「これなに」「どうして」が増えてきた時期に入れると反応が出やすい。

Q:最初の一冊を選ぶならどれがいい?

A:年齢が低いなら『ぺんぎんたいそう』が選びやすい。すでにお店やお出かけの場面が好きな子なら『ペンギンのおかいもの』も入りやすい。ペンギンそのものを知りたがっている子なら『ペンギンのずかん』を先に見せてもいい。最初の一冊は、親が読ませたい内容より、子どもが今よく反応するものに近い本を選ぶと続きやすい。

Q:水族館へ行く前に読むならどれ?

A:水族館の前なら『ペンギンのずかん』が合う。ペンギンの種類や体の特徴を少し知ってから行くと、展示の前で見る場所が変わる。小さい子には、先に『ぺんぎんたいそう』で動きに親しんでから、本物のペンギンの歩き方を見るのも楽しい。

Q:プレゼントにしやすいペンギン絵本は?

A:赤ちゃん向けなら『ぺんぎんたいそう』、少し大きい子なら『ペンギンのおかいもの』や『ペンギンホテル』が贈りやすい。相手の年齢がわからない場合は、長く使える『ペンギンのずかん』も候補になる。プレゼントでは、物語の好みが多少分かれても、絵やテーマで手に取りやすい本を選ぶと外しにくい。

ペンギン絵本から、動物そのものへの関心や、子どもの学び方への関心が伸びたときに読みたい記事を並べた。子ども向けの絵本から一歩進んで、大人が背景を知るための読書にもつながる。

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