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結婚生活は我慢ばかりなのか?女の本音が見えるおすすめ本

アツアツの新婚時代ならともかく、結婚して時間が経つとそんなにドラマのような日常はないものです。
それが大恋愛の末というのでもなければなおさらでしょう。
そんな普段は男性には見せない女の本音というものを描いた本を3冊紹介します。

 

『私的生活』

私的生活 (講談社文庫)

著・田辺聖子
言い寄る、知的生活、苺をつぶしながらの三部作の2作目です。一作目では31歳だった乃梨子は33歳、仕事を辞め結婚をしたところから話が始まります。
大失恋の後、お金持ちの息子剛と結婚した乃梨子。日に日に結婚生活が窮屈に感じるようになって、パーティーに出席するなど横柄な剛の家族との距離を置き始めます。
そしてやがて夫婦間に溝ができていします。自分が本当にしたい生活がここにあるのか疑問に感じるようになります。
そんな乃梨子が生活を取り戻すまでの話です。結婚した二人がだんだんと冷え切って別れるまでの話が書かれています。
それを表現している言葉がとにかくリアルで素晴らしいです。

 

『ルンルンを買っておうちに帰ろう』

ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272))

著・林真理子
被害妄想一方だった女からの反撃だという、女の腹黒さが炸裂した林真理子のデビューエッセイ集です。
ブスはやはり差別されても仕方がない、美少年は公共のものであるというラブ編、40通の不採用通知コレクション、女だって金、地位、名誉が欲しいのだなどのジョブ編、
病弱というのが今新しいんだって、ビデオが来てから私たちはイヤらしくなったのリブ編、の三部構成でできています。
大きな声では決して言えない女の本音が詰まった衝撃の問題作です。
コピーライターだった林真理子さんが物書きとしてデビューした第1作目です。ここまで女性の嫉妬心とセキララに言っていいものだろうかと正直驚くような本ですね。

 

『結婚ゴーラウンド』

結婚ゴーラウンド

著・大田垣晴子
お一人様を満喫しているように見えた女子、四十歳を目前に八歳年下のバーテンダーと格差婚しました。
彼との出会いから結婚に至るまでの道のりとリアルな結婚生活を描いたイラストエッセイ集です。
実体験のエピソードの他に、アラサーアラフォーの視点で書かれた挙式準備に関するデータなどの情報も満載です。
結婚に夢を抱いている女性は必読。現実はこんなものだとわかるはずです。
年下で収入が低い夫に対する世間の目は厳しすぎますよ。逆玉の輿って褒めてはくれないです。婚活中の女性におすすめの本です。

 

なかなか、こういう本は男性が手にとることはないのですが
こういう本こそ世の男性におすすめの本なのです。
なぜなら女性のあまり美しくない部分もハッキリと分かるからです。

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