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【ミュージシャン 自伝 おすすめ】人気アーティストから学びたい。おすすめ自伝本3選。

国境やジャンルを超えて、誰の心にも響く歌。そんな歌をつくったアーティストだからこそ、人とは違った経験を積み重ねていたり、心に深い傷を背負っていることもあります。今回はアーティスト自らが書いた自伝を紹介いたします。自分と違った環境に身をおいてきた波乱の人生を味わってみてください。

 

「ボブ・ディラン自伝」

 

ボブ・ディラン自伝

ボブ ディラン・作
 ノーベル文学賞受賞をした伝説のフォークシンガー、ボブ・ディランの自叙伝です。時系列で書かれていない分、そのときどきのディランの感情がよみがえってきます。下積み生活の中で出会った芸人の友人との交流、世間の波から背を向けて沈黙を守り続けたウッドストック時代。名作「オーマーシー」ができるまで、恋人すーずーとの出会いなど、どんなときも人間味あふれるディランがここにいます。詩的な表現は自叙伝でも健在です。

 

「ニール・ヤング自伝」

 

ニール・ヤング自伝I

ニール ヤング・作
 孤高のロック・カリスマニール・ヤング。60年代のバッファロー・スプリングフィールド時代、ソロ活動のほかにも、政治活動や環境保護、慈善家としても障がいやコミュニケーションの問題を抱えた子どもたちを支援する学校を設立したりとアーティストとしてだけではなく、人生をかけての改革を常におこなっているロックな人生。正直で機知に富んだ文体から一本筋の通った男気を感じさせられます。

 

「スティング 」

スティング (小学館文庫)

(小学館文庫) スティング・作
 知識と教養あふれる佇まい、圧倒的な歌唱力からスティングは天才だと思っていましたが、意外にも努力と妥協を許さない姿勢が彼をここまで導いたのだと知り驚きました。少年時代からポリス時代までのほろ苦い記憶。その記憶と努力こそが彼のどこか物悲しい歌声に魅力を与えているのも確かです。この本を読んでから彼の楽曲を聞くと、さらに深く入り込めるでしょう。

 

歌詞も書くからか、どの本も詩的で読み物としても面白く、ファンの方はより一層彼らに近づけた気分になれます。哲学書としても側に置いておきたい本です。

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