ほんのむし

読書はみんなのサプリ

【祭り 海外 本】いろんな世界の祭り、あるいはまつりごとについて。【政】

「祭り」と「まつりごと(政治)」とはある種、起源を同じにしている部分があるようです。
だからこそ人はどちらの、まつりにも心が躍るのでしょうね。

 

『ソリちゃんのチュソク』

ソリちゃんのチュソク

著・イ・オクベ
ソリちゃんは、韓国に住んでいる女の子です。秋のお祭りのチュソクには、いなかのおばあちゃんのところに、家族そろって帰ります。
チュソクは、お米やたくさんの作物が実ったことを、ご先祖様に感謝するお祭りです。ふだんは都会に住んでいる人たちが、いちどにいなかに帰るので、道路がとても混雑します。日本のお盆に、ちょっと似ているかもしれません。
たくさんのごちそうや、音楽や踊りもあって、チュソクはとてもたのしいお祭りです。
チュソク(秋夕)は、正月とならぶ韓国の伝統行事です。旧暦の8月15日、9月の中旬の収穫の始まる時期にあたります。3日間の休日となり、都市に住む多くの人たちが故郷に帰り、家族、親戚が集まって、先祖に収穫を感謝するのです。

 

『妖怪一家の夏まつり』

妖怪一家の夏まつり

著・富安陽子
九十九さん一家、仲のいい家族ですが、じつはみんな人間ではありません。ヌラリヒョンのパパ、ろくろっ首のママ、やまんばのおばあちゃん、見越し入道のおじいちゃん。
一つ目小僧のハジメくんに、アマノジャクのマアくん、そしてサトリのさっちゃんです。
団地ぐらしのだいじな約束は、「ご近所さんを食べないこと」。なんとかうまくやっていたのですが、お祭りの準備をしていたおばあちゃんが、大騒動を起こしてしまいます。
「妖怪一家九十九さん」に続くシリーズ2作目です。人間たちに混じって団地で暮らす妖怪たちの姿を、独特のユーモアで描く物語です。アニメーション作家による挿絵が、怖くておもしらい、ふしぎな世界を盛り上げていますよ。

 

『月神の統べる森で』

月神の統べる森で

著・たつみや章
父のあとを継ぎ、18歳でムラの長となったアテルイ。日に焼けたたくましい彼のそばにいるのは、ほっそりした体に長い銀色の髪をたらした美しい若者シクイルケ。
彼は、月の神の申し子として、ムラの政を司る身分です。全身に入れ墨をほどこされ、月の神の声を聞き、右手には月の神の力を宿しています。はるか太古の昔、山も川も木も動物も、みな心をもち、人びともまた月の神様に守られていた時代の物語です。
人間がまだ自然と共生する暮らしをしていた縄文時代を舞台にしたファンタジー物語です。

 

子供の頃は、お祭りという言葉を聞いただけで心が騒ぎソワソワしていましたね。
別に子供に限ったことではなく大人でも、もちろん日本人に限らず外国でも、あるいは人間じゃなくても同じことのようです。

 

 

Copyright © ほんのむし All Rights Reserved.

Privacy Policy