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【トンネル 好き 本】ホール好きにおすすめ本。「穴」についての物語3選。

みなさんは穴という言葉を聞いてどんな“穴”を想像するでしょうか。
落とし穴?それともドーナツの穴?ひとくちに穴といってもいろいろなものがありますね。
そんな穴にまつわるお話を、いくつかご紹介します。

 

『東京メトロ 大都会をめぐる地下鉄』

東京メトロ 大都会をめぐる地下鉄 (このプロジェクトを追え!)

著・深光富士男
地下鉄のトンネルを掘る方法は、2つあります。1つは「開削工法」。地面を掘って、地下にトンネルをつくったら、土を埋めもどします。もう1つは新しいやり方で、「シールド工法」といいます。円筒形の機械を使って、モグラのように横穴を掘っていきます。出てきた土は水と混ぜて、管で外に出していきます。地下を掘っていくと、ナウマンゾウの化石や江戸時代の茶碗や小判が出てくることもあるそうです。
東京メトロの9つの路線について、くわしく知ることができます。
東京メトロの9つの路線の歴史、運転士や車掌、駅員の仕事、事故や災害から地下鉄を守るための仕組みなどを詳しく知ることができます。地下鉄に興味がなくても、働く人びとの熱意に感服することでしょう。

 

『ブリジンガメンの魔法の宝石』

ブリジンガメンの魔法の宝石 (評論社の児童図書館・文学の部屋)

著・アラン・ガーナー
コリンとスーザンの兄弟は、オールダリーの農場で過ごすことになりました。ふたりは、森で怪しい怪物たちに追われているところを老人に救われます。老人が杖で崖に触れると、岩が割れ、
横穴が現れました。洞窟には、銀色の甲冑を付けた騎士たちが、魔術で眠っています。太古の昔、暗闇の王との戦いに勝った強力な王が、後の世のために用意した、心清らかで勇敢な騎士たちでした。
老人こそ、騎士を守る魔法使いだったのです。兄弟たちは、光と闇の戦いに巻きこまれます。
ウェールズに伝わる伝説を下敷きに、魔法使いや小人、邪悪な暗黒の王などを縦横無尽に活躍させた、本格的なファンタジーです。地下の穴を通っていく場面は、手に汗握ります。

 

『はなのあなのはなし』

はなのあなのはなし (かがくのとも絵本)

著・柳生弦一郎
この本を読むときはまず、鼻の穴をしっかりふくらませなくちゃいけません。
あなたの鼻の穴は、どんなですか?鼻の穴は、次によって大きさもかたちもいろいろです。動物によっては、鼻の穴がひとつだけのこともあります。鼻の穴は、とても大事。
鼻の穴は、からだについているぼけっとじゃありません。だから、鼻の穴に、石やまめやけしゴムなどを入れたりしちゃいけないんですよ!
ふだんはあまり意識しない鼻のあなのたいせつな役割を、ゆかいな絵と文章で紹介しています。笑っているうちにしっかり知識が得られる本です。読み聞かせでは、高学年の男子にも大人気の科学絵本です。

 

地下鉄のトンネル、洞窟、鼻の穴、この3つには別に共通点はないように思えますが
人間の興味を引きつける何かがあるような気がします。
そんな魅惑の穴の世界にあなたもどうぞ。

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