いきなりやってくる厄介な頭痛。
仕事も家事も手につかない、頭痛薬が手放せないという方におすすめの本を紹介いたします。
神経内科にかかるほどでもないけど、日常生活に支障がある方は、この本を参考に生活習慣を見直してみると良いかもしれません。鎮痛剤に頼らない頭痛の解決方法があるなら試してみる価値があると思います。
「片頭痛」からの卒業
坂井 文彦(著) (講談社現代新書)
片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛など慢性的な頭痛に悩まされている方、自分の頭痛のタイプを知りたい方におすすめの頭痛治療の最前線について書かれた本。
頭痛のタイプによって対処方法は異なります。頭痛専門外来の医師が書いた一般向けの著書。
片頭痛予防体操や頭痛ダイアリーの活用方法など分かりやすく解説してくれます。頭痛の辛さは本人にしか分からないもの。家族や知人に頭痛持ちの方がいるという人にもおすすめしたい一冊です。
「低気圧頭痛」は治せる!
近年話題の低気圧頭痛。天気が悪くなるときに必ずやってくる頭痛のことです。
気圧の変化を内耳センサーが感じ取ることによって、自律神経への刺激がストレスとなって頭痛になるというメカニズムだそうです。日本で唯一の天気痛外来を設けた著者が提案する耳マッサージはテレビ番組でも取り上げられています。
頭痛女子バイブル
五十嵐 久佳(監修) （世界文化社）
可愛いピンク色の表紙で手に取りやすい頭痛の教科書。いつも市販薬でやりすごしてしまう、生理前後の頭痛がひどいという方におすすめの女性の頭痛に特化した内容です。
日本頭痛学会の理事が監修しているので、その人にあった頭痛の対処法や服薬方法が分かります。優しい語り口で、読んでいると頭痛も飛んでいきそうな文章。頭痛と仲良く暮らしていくためには、頭痛のメカニズムを知ることが大切です。巻末に全国の頭痛名医リストも掲載されているので、一家に一冊持っていたい本です。
慢性的な頭痛は生活の質を著しく下げるのに、薬の副作用が心配という方は、まずセルフケアを試してみると良いかもしれません。自分の頭痛のタイプを知り、上手に付き合っていくことが大切です。
