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【村上春樹 短編】おすすめ短編作品4選!村上春樹好きには読んでほしい!

1Q84」や「ノルウェイの森」などの長編作品で有名な村上春樹さん。

自身でも長編作家だと公言している村上さんですが、短編も短編ならではの不思議な世界観がユニークで魅力たっぷりなんです。

村上春樹さんの作品をまだ読んだことない初心者?の方にもおすすめです。

 

1. 「蛍」

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

ノルウェイの森の下敷きとなった作品で、ノルウェイの森の2章と3章とほぼ同じ内容です。あらすじは、主人公(僕)が大学寮に入り、今は亡き幼馴染の元恋人と出会い、度々会うようになります。彼女は恋人(僕の幼馴染)が死んでしまったことで心に闇を抱えています。彼女が、精神の療養のために施設へと入ることを決め、僕の前からいなくなってしまうまでの物語です。ノルウェイの森ではここからさらに物語が進みます。内容はほぼ同じと言っても、文章の括りがとても奥深く感じられ、心地の良い余韻を残してくれます。象の消滅、蛍・納屋を焼く・その他短篇という短編集に収められています。

 

2. 「めくらやなぎと眠る女」

めくらやなぎと眠る女

主人公(僕)がいとこの男の子の耳の調子が悪いため病院につきそいます。いとこの治療中、病院内の食堂で高校時代に幼馴染の恋人のお見舞いに行って彼女が小さな作り話をしてくれたことをふと思い出します僕の、青春時代の思い出をフレッシュに描いた作品です。めくらやなぎと眠る女、レキシントンの幽霊に収められています。

 

3. 「沈黙」

沈黙 (集団読書テキスト (第2期B112))

(僕)にとって仕事の先輩、大沢はとても穏やかで人との対立とは無縁に思える穏やかな人物に写っていました。ある時ふと「だれかを殴ったことはありますか?」と聞いたところ、大沢は「一度だけ」と答えて、中学時代のことを語り始めます。本当に恐ろしい人間とはどのような人間なのか、生々しく人間の芯に迫った描写が、恐ろしくも魅力的な作品です。象の消滅に収められています。

 

4. 「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」

 

村上春樹全作品 1979~1989〈5〉 短篇集〈2〉

これはタイトルの通り、ある四月の晴れた朝に100パーセントの女の子とすれ違います。すれ違って後悔した彼は、どんな風に話しかければよかったのか考えます短編の中でも短めの作品ですが、ロマンチックでとても読みごたえがあります。カンガルー日和に収められています。

 

以上村上春樹さんのおすすめ短編4選でした!サクッと何度も読める作品が多いので、本はあまり読まないという方、社会人の方、大学生の方、通勤通学などの隙間時間などに読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

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