マスメディアには昔から専門性を持った○○先生という人がよく登場してきます。
動物の千石先生とか科学実験のでんじろう先生とかいますが、最近に特に人気なのが夏井先生です。TBS系列で放送されている「プレバト!!」の俳句コーナーの先生として、タレントが提出した俳句作品をその毒舌でメッタ切りするのは見ていて気持ちがいいものがあります。
このコーナーの人気の高まりにつれ、季語や切れがあって五七五の形式を持つという、正しい俳句というものが認知され、それまで関心がなかった方も作ってみたいと思う人が増えたのではないのでしょうか?
今回はそんな俳句初心者必読のおすすめ本4選紹介します。
「超辛口先生の赤ペン俳句教室」
そんな毒舌夏井先生が出している本で俳句初心者にオススメなのが「超辛口先生の赤ペン俳句教室」。
夏井いつきは中学教師時代に俳句に目覚め、俳句結社で勉強した後、現在は俳句集団「いつき組」の組長。
この本はプレバトの放送でタレントが出した俳句を材料に、添削と解説をまとめたもので、写真も豊富で肩の凝らない作りになっています。
俳句を通して日本語の豊かさ美しさを愛してくれる人が一人でも増えることを願う、毒舌先生の強烈な俳句愛が伝わってくる一冊となっています。
モノをよく見て四季の移ろいを体と五感で感じ、言葉を吟味し頭をフルに使うせいなのか、俳句をやっている人にはいわゆるボケ老人はいないと言われています。また、自殺の予防効果もあると言われています。ぜひとも趣味にして高齢化に備えておきましょう。
この本もおすすめ
その他にオススメな本として「夏井いつきの超カンタン! 俳句塾」「夏井いつきの美しき、季節と日本語」があります。
「夏井いつきの超カンタン! 俳句塾」
「夏井いつきの美しき、季節と日本語」
「俳句歳時記」
俳句上達を目指すなら季語をよく知っておくことが何より必要です。四季の季語を集めたのが「俳句歳時記」。
俳句歳時記は日本人の感性・感覚の集大成と呼ばれるもの。自然と離れて暮らす現代人には自分の内なる自然を目覚めさす呼び水にもなります。古今の名句や秀句や収録されているので読み物としても最適な一冊です。