自己啓発本というと胡散臭いようなイメージがあるかもしれませんが、情報に溢れた現代社会に暮らしている私達にとっては普遍的な事柄、人生をより良く生きるために必要な自分自身がとるべき態度が書かれており、出版当時から時代がたった今でも多くの人に読まれている良書を3冊あげました。
道は開ける
D・カーネギー
人間は生きている限りは悩みとは無縁ではいられません。小さなことでもクヨクヨ悩んでしまったり、深く傷ついてしまったり。そういった悩みの数々とどうやって向き合っていけばいいのか。印象的な言葉は「過去と未来を鉄のトビラで閉ざせ」という言葉があります。
過ぎ去ってどうしようもない過去と来るかこないかわからない未来を考えずに、ただ今を一生懸命に生きる。こういった考え方は他の多くの本でも書かれていますので、普遍的な事柄なのでしょう。
悔いず、恐れず、進んでいけば道は開けます。
人を動かす
D・カーネギー
人との係わり合いについて書かれた本です。人を意のままに操る本というものではありません。どう人に接していけば、人は気持ちよく動いてくれるか。ということ。
たとえばお願いをするにしても「我々にとって貴方は必要な存在だから是非、この仕事を貴方にお願いしたい。」と頼むと相手も快く引き受けてくれるという話や、リンカーンの手紙の逸話が書かれています。わたし自身もこの話には非常に助けられました。
内容については読んでみていただきたいです。
思考は現実化する
ナポレオン・ヒル
思考は現実化する。これほど的を得た表題そして内容はありません。考えていることは現実化する、その方法論と心構えがかかれています。どうしても人は自分自身の今までの経験において考えがちですので、最終的にはダメなほうへ考えてしまいます。
1度2度と失敗すれば3度目も同じだと考えるのが普通です。ついついダメだダメだと口にしがちです。実際にわたしもそうしてしまいがちになります。その方が心が休まるからなのですが、しかし世の中の成功者達は度重なる失敗にもめげずに、自分自身の心のリミッター外し常識という枠組みから大きく飛び出た人ばかり。
これも思考には実体があると信じて、本気で成功を信じて努力を惜しまなかったからではないでしょうか。
最後に
こういった自己啓発本を笑い、皮肉的、冷笑的な考え方をするのは簡単です。しかしその極みでもある「ラ・ロシュフコー箴言集」で有名なロシュフコーは生涯、目立った業績をあげることなく、結局はなにもしなかった人だったとその友人に評されています。もっとも「箴言集」が400年も残っていることは偉大な業績ですが…話はそれましたが前向きな人生というのは特に若い時期に必要なものです。ここで斜に構えていては人生の機会損失につながります。
是非一読されますようオススメいたします。