風邪などで体調が優れないとき、なんとなく心細くなりませんか?体は疲れているのに寝すぎて眠れない、そんな日にぴったりな心地よい眠りに導いてくれる本を紹介いたします。
夜なかなか寝付けないという方にもベッドサイドに一冊いかがですか?
「頭のうちどころが悪かった熊の話」
安東 みきえ・作
表紙のこどもが描いたような熊の絵がかわいらしくて衝動買いした一冊です。
クスクス笑えるのに人生について考えさせられる動物たちの短編集です。教訓めいた説教くさくもなく、ユニークな動物たちが次々登場してやらかしてくれます。
少しシュールというかイギリスユーモアが得意な方はツボにはまることと思います。
「へんてこでもいいさ。とにかく、ぼくにはきみは特別だよ。なかよしになる運命なんだ」など、とてもシンプルな文章なのに心に響くことばがいっぱい。こどもの頃に読んだ「ガマくんとカエルくん」を彷彿とさせます。
「パパの電話を待ちながら」
ジャンニ ロダーリ・作
イタリアの宮沢賢治といわれるジャンニ・ロダーリのショートショート。56篇の短編が収録されています。出張の多いお父さんは毎晩娘に電話をして、不思議なおはなしを聞かせてあげます。どれもこれも想像力に富んだおはなしで、どんなに止められても前向きに歩く練習を続けるエビのはなしや、ことばあそびうた、宇宙ヒヨコなど不思議な世界観。エスプリがたっぷりきいた一冊です。
「ねらわれた星」
星 新一・作
星新一さんのショートショート。短いながらも、洗練された文章で、結末にどんでんがえしが準備されていて、読みながらワクワクします。有名な「ボッコちゃん」「ようこそ地球さん」などSFやミステリーからユーモアなものまで、ウィットのきいた一冊です。
ヤングアダルト向きに編集された一冊ですが、どの作品も古さを感じさせることがなく、ちょっとした隙間時間にも読める長さが良いです。
お子様への読み聞かせにもおすすめです。
さいごに
風邪をひいたときや、読書で体力を使いたくないとき、長編を読んでいてちょっと休憩、隙間時間に読書したいという方にもおすすめの3冊です。柔らかい頭で読むと余計に楽しめる、空想と想像の世界に入り浸れます。
電子書籍ユーザーなら、読み放題がおすすめ。
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(「ほんのむし」の私は、もちろんヘビーユーザーです。笑)
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