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【センスのいい 本】美的センスを磨く、 磨き方がわかる。おすすめ本。

 ファッションセンスやスポーツセンス、ビジネスセンスがないなどと、日常のように使っている「センス」という言葉ですが、ここがダメとは言い表せないようなしっくりこない感性や第六感といった意味が込められています。

一流のビジネスマンこそ美術や芸術にたしなんでいると言われていますが、センスを磨くには日常にある美をみつめることが大切です。自分だけの価値観にこだわらず、多様な変化を見てこそ培われるセンス。今回はセンスを磨くための足がけとなる本を紹介いたします。

 

ザ・ストリートスタイル

 

ザ・ストリートスタイル

 高村 是州(著) (グラフィック社)
 17世紀から現代までの若い世代によって作られたストリートカルチャー。テッズ、モッズ、パンクス、ヒップホップやネオプレッピーまで、その時代に流行していた音楽や服飾、映画や髪形などの文化史が一冊にまとめられています。どのページにも挿絵と詳細な解説が添えられています。新しいものを作りだそうとしている方、コスプレや映画ファッションがお好きな方、美容師さんにもおすすめの資料的価値の高い一冊です。

 

英雄たちの食卓

英雄たちの食卓

 遠藤 雅司(著) (宝島社)
 過去の英雄たち、皇帝、王妃、芸術家が愛した宮廷料理がまとめられた一冊。時代背景や性格、料理のエピソードからレシピまで掲載されています。文献などの資料をもとに、著者が試行錯誤して再現したレシピが30品も並びます。歴史にロマンを馳せて現代の英雄として料理を味わってみてはいかがでしょうか。こちらが気に入った方は「歴メシ! 世界の歴史料理をおいしく食べる」も併せてどうぞ。歴史のうんちくと共に、お客様を招いてディナーも楽しいかもしれません。

 

日本のファッション 明治・大正・昭和・平成

日本のファッション 明治・大正・昭和・平成

 城 一夫(著) (青幻舎)
 明治維新時代の武士からコギャル、ストリートファッションまでの服飾文化をイラストで紹介した文庫本。

流行色や年表も巻末に記載されており、時代変化を懐かしく、また新鮮に感じ取ることができます。全カラー印刷なので、その時代に流行したメイクの研究にもなります。和装から洋装に変わっていく過程での和洋折衷スタイルは今見てもおしゃれで、流行は繰り返すものだと感じました。眺めているだけで楽しい本です。

 

 自然や日常のなかや、時代を超えた見慣れないものを見ていると心のセンサーが敏感になって、センスが培われていくと思います。変化を恐れないで、自分だけのセンスを構築していきたいものです。

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