時代を超えて愛されているアーティストといえばビートルズ。シンプルなメロディで人々を惹きつける温かい音楽。一大ブームメントを巻き起こしました。人気絶頂の頃を知らない方も、英語の授業で取り上げらたり、映画やCMで曲が使われていたりと、知らない人はいないというくらい世代を超えて人気の高いグループです。今回は知っているようで知らないビートルズについての本を紹介いたします。
「増補完全版 ビートルズ」
ハンター ディヴィズ・作
ビートルズ自身、マネージャー、家族の全面協力を得て取材された公認の伝記。複雑な家庭で育ったこと、ハンブルクでの不良生活、プロとして人気がでてから日常と隔離されていったこと、音楽の方向性がずれていったことなど、ビートルズ関連本のなかでも信頼性がおける一冊です。上下巻発売されています。ビートルズファンなら外すことのできない一冊であり、これからビートルズを知りたいという方にもおすすめの一冊です。
「ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版」
マーク ルーイスン・作
1962年から1970年にわたるビートルズのレコーディングに関する記録がまとめられています。写真も豊富で、まるでレコーディングスタジオにいるかのよう。あの名曲が数テイクでとれたことや、60年代の録音技術はどういうものかを知ることもでき、ビートルズファンはもちろん、音楽を勉強されている方にもおすすめの本です。これを読みながらアルバムを聴くと感慨です。
「ジョン・レノン レターズ」
ハンター デイビス・作
ジョン・レノンが家族や友人、新聞社や弁護士、クリーニング店、女王陛下に送った手紙、285通の書簡集。ジョン自身の筆跡やサイン、メモやなどを集めた大型写真集です。ユーモアや愛、ときに怒りと、メールではない手紙だからこそ胸にせまる筆跡。シンシアへのラブレターも掲載されています。新たなジョンの一面を発見できるかもしれません。
「ビートルズ全詩集」
内田 久美子・作
ビートルズの訳詩集の中でも人気の高い一冊。アルバムの発表順・曲順に合わせて掲載されているので、音源を聞きながら文字を追うことができます。左のページに原詞、右のページに対訳と見開きで読みやすい構成です。輸入盤のCDやデジタル音源を聞いている方は是非持っておきたい一冊です。
コアなファンの方はもちろん、音楽だけではなくもっと背景を知りたいというビートルズファン初心者の方にもおすすめの本です。ストレートなメッセージ性と切ない歌詞。文字を追ううちに、ますますビートルズの魅力にはまっていきそうです。