社会人になると学生時代のようには気楽に日々を送れないものです。
そんなことは分かってる、覚悟はできてたとは言っても、いざ壁にぶつかるとやはり悩んでしまいます。
そんなときにオススメの本を3冊、ご紹介します。
『素直な心になるために』
著・松下幸之助
一大で松下電器を築き上げ、誰もが知る偉業を成し遂げた松下幸之助を知ってる人は多いでしょう。
彼は優れた経営者というだけではなく
すばらしい哲学を持った偉大な人物であったことは多くの著書からも分かります。この本は、彼の哲学の原点ともいえる「素直な心」を養い高めるための指南書です。発刊以来約30年経った現在も支持され続けています。経営者だけではなく、すべての人へ
生きる上での志のあり方が、身の引き締まる言葉で語られています。
彼の言う「素直な心」というのはすべてにつながっていきます。仕事も、プライベートも一人のときも、誰かと一緒のときも。
いつだって心のなかに素直さがあればいい方向に向かっていきます。
仕事で悩んでいるときに軸となる考え方を得られるので、特に若い社会人に読んでほしい一冊です。
『ゾンビ映画大事典』
著・伊東美和
1932年から2002年までのゾンビ映画の情報をまとめて紹介している本です。「世界最強のゾンビ映画大全集」と謳っているだけあって
有名なものから自主制作の映画まで世界中のゾンビ映画について語られています。
ひとつの映画に対しての情報量が半端ないだけでなく、
ゾンビ映画の歴史から専門的なことまで網羅した、ゾンビ映画が好きな人にはたまらない本です。
なぜゾンビ映画?と思われる方もいるでしょうが、こういう、いい意味でのくだらない映画をつくる人がいるんだなと思うと
すごく勇気が出て、自分も頑張んなきゃなという気持ちになるものですよ。
『青空人生相談所』
著・橋本治
1980年代、雑誌連載されていた人生相談を一冊にまとめた本です。読者が手紙を書き、橋本治さんが相談に答えるという形式です。
仲間と縁を切りたいつっぱり少年17歳、子供のことを可愛がることができない絶望的な主婦、家族らからも見放された
営業課長のモーレツサラリーマンなど、相談者は男女不問です。これらの悩みに橋本治さんはときには厳しく、ときには優しく
一刀両断する明確な答えに救われます。「自分でものを考えるとはどういうことか」を学ぶことができる一冊です。
これらの本は、順風満帆なときに読んでもあまり引っ掛からないかもしれません。
むしろ問題が起きてから、悩みが深くなってから手に取るとその価値が分かるでしょう。