さらっと楽しい作品を読みたいときにおすすめの本
読書をしたいけど、難しいものを読む気分じゃない、さらっと楽しい作品を読みたいときにおすすめの本を紹介いたします。
通勤時に、休日のまとめ読みにラクに読める作品を集めました。気軽な読書タイムで気分をリフレッシュさせてくださいね!
べらぼうくん
万城目 学 (著) (文藝春秋)
「鹿男あをによし」「プリンセス・トヨトミ」など映像化されている作品が多く話題になっている万城目さん。
こちらは18歳の京大受験失敗から30歳で「鴨川ホルモー」が新人賞を受賞するまでを綴ったエッセイ集です。
不器用でひとつのことにしか集中できない性格、優先順位をはっきりさせるために会社を辞めたこと、うまくいかないことだらけのあの頃の自分に語りかける軽快な青春ストーリー。
万城目ファンはもちろん、夢を追いかけているすべての人に読んでもらいたい元気がでる一冊です。
ムゲンのi(上・下)
知念 実希人 (著) (双葉社)
「崩れる脳を抱きしめて」の著者が贈るファンタジー要素満載の医療ミステリー。
突然昏睡状態になって眠り続ける謎の病「イレス」にかかった患者が同時に4人同時に搬送されてきた。そのうち3人を担当することになった精神科医のアイ先生は、祖母から受け継いだ不思議なユタの力で患者の夢の世界に入り込み…。
夢の中を描いた劇中劇で殺人事件の真相が徐々に明らかにされていきます。
上下巻なのにあっという間に読んでしまうスピード感あふれる作品。著者の作品のなかでもナンバーワンとの呼び声が高い話題の新作です。
万波を翔る
木内 昇 (著) (日本経済新聞出版社)
幕末から明治にかけ、外交官として生きた田辺太一。当時の資料や取材を重ね、丁寧に人物像をあぶりだした歴史エンターテイメント小説です。
一本気で頑固な田辺太一の愛すべきキャラクター。失敗ばかりの無名官僚の太一と、優秀だけどひとクセある人々に囲まれて切磋琢磨する様子は現代のビジネス小説を読んでいるかのよう。
日経新聞朝刊に連載されていた小説。歴史好きはもちろん、歴史背景が分からないという方も楽しめる作品です。
エンターテイメント性が高い作品は、場所や気分を選ばずに楽しませてくれるのでリラックスしたいときにもぴったりです。登場人物になりきった気持ちで楽しんでくださいね!