結婚式がテーマの本
少子化や不景気の影響から昔ほど派手な結婚式が行われなくなりましたが、人生一大のイベントとして夢見る方も準備にあけくれて疲れてしまったという方もいらっしゃると思います。
結婚式は人生のなかで唯一主人公になれる数時間。だからこそ、ドラマチックな大仕事なのです。
今回は、新しい人生の節目として、友人の結婚式に招待されたという方におすすめの3冊を紹介いたします。
幸せな気分に浸りたい方、エンターテイメント作品が好きな方は是非手にとってくださいね!
神前酔狂宴
古谷田奈月 (著) (河出書房新社)
フリーターの浜野は神社の結婚披露宴会場で派遣社員として働いている。浜野は「結婚式」そのものが茶番だと思っているテキトー男でちょっぴり面倒なタイプ。結婚式のシナリオを書いているうちに茶番へとのめり込んでいって…。
結婚式そのものや神社という存在のイデオロギーと一人の青年の成長がリンクして、どんどん物語が膨らんでいくストーリー。もしかしたら、人生そのものが茶番劇なのかもしれないと思うとぞっとします。
雑誌「ダ・ヴィンチ」のプラチナ本として取り上げられ、評判の高い作品です。
末ながく、お幸せに
あさの あつこ (著) (小学館)
結婚式に参列した人々のスピーチをひとつのエピソードとして語り、新婦の姿を浮き彫りにしていくストーリー。
相手を幸せにしたり、幸せにしてもらうというのではなく、いろいろなことを乗り越えながら幸せを作り上げていくことの大切さを教えてくれる一冊です。
結婚を控えている方、大好きな彼がいる方におすすめしたい感動ストーリーです。
本日は大安なり
辻村 深月 (著) (KADOKAWA)
優香さん主演でドラマ化されたウェディングプランナーの物語。大安吉日、4組のカップルの結婚式を担当することになったものの、カップルを取り巻くいろんなしがらみに絡まれていって…。
笑いあり、涙あり、感動ありのエンターテイメント作品。ここでつながるとは!とびっくりするような怒涛の展開で読み手を飽きさせません。
結婚式場で働いている方や接客業をされている方にもおすすめのお仕事小説です。
どの作品も展開が早いので、ライトな作品を読みたいという方にもおすすめです。
結婚はゴールではなく始まりといいますが、二人が寄り添ってより大きな幸せに向かって歩き出す姿を想像するだけで元気をもらえます!