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読書はみんなのサプリ

【こたつで読みたい本 おすすめ】ぬくぬく。こたつで読書タイム。

 寒い冬。どこにも出かけたくないとき、こたつで読書をしながらまったりするのが最高。ときにうつらうつらしながら、お菓子や飲み物を片手に読書の時間をたっぷりとれるのは読書好きには至福のひとときです。今回は、お正月休みにまったりと過ごせる本を紹介いたします。くれぐれも水分補給は忘れずに、ぬくぬく読書タイムをお楽しみください。

 

雨上がりの川

雨上がりの川

 森沢 明夫(著) (幻冬舎)
 ごく平凡な暮らしを送ってきた川合家。中堅サラリーマンの父と母、中学二年生の一人娘と川沿いのマンションを購入して暮らしていた。何不自由ない平和な暮らし。ところが、娘の春香はいじめが原因である日突然ひきこもりに。緊張が続き、家族関係はぎくしゃくしてしまう。スピリチュアルな世界に逃避する妻、なぞの釣り人。崩壊寸前の家族が再生していくミステリータッチの物語。悪人はだれも登場せず、人の優しさを描いたすがすがしい物語です。

 

銀河食堂の夜

銀河食堂の夜

 さだ まさし(著) (幻冬舎)
 謎めいたマスターが経営する四つ木銀座にある風変わりな飲み屋「銀河食堂」。常連客ひとりひとりが語る劇的ではないけれど、それぞれが懸命に生きてきた人生の物語。ときに切なく、ときにほろりとさせられる心温まる短編が6編収録されています。人に寄り添い、小さな愛を届けてくれるさだまさしさんの新刊。凝り固まった心がほぐれていくような優しい気持ちになれる一冊です。

 

旅する本の雑誌

旅する本の雑誌

 本の雑誌編集部(編集) (本の雑誌社)
 活字中毒、本好きにとっての旅行の醍醐味は、旅先で偶然出会う古本屋さんや文学館、作家に縁のある場所に行くこと。テーマ別、エリア別、泊数など本を中心に旅行プランを立ててくれるブックツーリズムのガイドブック。本を読むために各駅停車の電車にのったり、ホテルや旅館にこもって読書三昧を楽しんだり。本と旅を愛するすべての方におすすめしたい一冊。店の住所も掲載されているので、旅行のおともにお持ちください。

 

 ことばのひとつひとつを掘り下げてゆっくり読書できるのは時間があるときだからこそ。普段読み飛ばしてしまいそうなところも丁寧に読み込むことができるので、より一層心に響く読書タイムを過ごせることでしょう。体も心もしっかりリラックスして滋養を高めてくださいね。

 

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