おなかがねじれるほど笑っちゃう本
エッセイの楽しさといえば笑い。それも、くすっと笑ってしまう程度ではなく、思わず吹き出してしまい、ツボにはまったらおなかがねじれるんじゃないかと思うくらい笑ってしまう楽しさ。
動画ではなく活字だからこそ、ふとした瞬間に思い出してまた笑ってしまう。そんな中毒性のある本を紹介いたします。
ぜんりゃく パパへ
講談社 (編集)
字を覚えたての子どもたちがパパにおくった手紙の数々。もちろん、文章力もまだまだでストレートな表現やお母さんが教えたであろうひとことまで盛りだくさん。いろんな家族がいて、いろんなお父さんがいて、子どもがいる。そんな当たり前のことに感動させられながらも、時にはツッコミを入れたくなる本です。
字の書き間違いすらも愛らしい、時に涙でページがかすんでしまうほど大笑いしてしまう一冊。これを読めばストレスもふっとんで明日から頑張れることでしょう。
パパにつける薬
A. ハッケ (著) (講談社)
「ちいさなちいさな王様」でベストセラー作家となったハッケも3人の子どもを持つ父親。ほのぼのさせられたかと思いきや、子どもたちに翻弄される姿に思わず涙がこぼれるほど笑ってしまいます。
ドイツでは父親が育児に参加するのは当然のこと。いいパパのお手本でもあり、思わず共感させられる日本の読者も多いのではないでしょうか?
ママが書いた子育てエッセイとはひとあじ違う、エスプリのきいた作品。ミヒャエル・ゾーヴァとのコンビがユーモアをさらに盛り上げてくれます。
ひまのつぶしかた―ぜいたくしない123のしあわせ
たま (著) (ネスコ)
個性という言葉がまだなかった90年代に強烈な異色バンドとして注目を集めたたま。メンバーそれぞれがシンガーソングライターであり、哲学めいた歌詞と独特の味があるメロディー、ルックスやパフォーマンスは解散してずいぶんたった今でも新しさを感じます。
この本は題名の通り、メンバーが日々しているひまのつぶしかた100個を紹介した一冊。皆さんもやっているであろう王道のひまつぶしから、え?そんなことを?と笑ってしまうことまで。世の中に無駄な時間はないと教えてくれます。
気分が落ち込んでしまったときはもちろん、もうひと頑張りしたいなというときの気分転換にもおすすめです。心が明るくなりますよ!