ほんのむし

読書はみんなのサプリ

ママのひとり読書におすすめの本

 ママだって一人の時間は必要。子どもが寝ているとき、幼稚園や学校に行っているときも、家事をしたり仕事をしたり、時間に追われてしまいがちです。読書が趣味だったという方も、子どもを持ってから読書の時間がとれないという方は多いのではないでしょうか。今回はそんな本を読むことが好きなママさんにおすすめの短時間でもゆったりとした気持ちになれる本を集めました。子どもや家族のためにいつも奔走しているママさんが、本と向き合うことによって穏やかな顔で毎日を過ごせますように。

おこりんぼママ

おこりんぼママ

 ユッタ バウアー(著) (小学館)
 言うことをきいてくれない子どもたち。ついつい怒ってしまうというママさんにおすすめのドイツの絵本。ママに怒られてショックを受け、からだがバラバラになってしまったペンギンのぼく。あちこちに飛んで行ってしまって途方にくれているぼくの体を集めてくれるのは、やっぱりママ。怒りたくて怒っているわけじゃないんだよ、そこには愛情があるからなんだと親子で再確認させてくれる優しい絵本。イライラしてしまって怒鳴ってしまい自己嫌悪に陥ってしまうという方におすすめです。

 

イエペはぼうしがだいすき (日本の創作絵本)

イエペはぼうしがだいすき (日本の創作絵本)

 石亀 泰郎(写真) (文化出版局)
 70年代、デンマークのコペンハーゲンで暮らしていた3歳の男の子、イエぺ。帽子が大好きで幼稚園でも脱ごうとせずに先生に怒られたり、慰めてくれる友だちがいたり。子どもたちがのびのびと育っていく様子、無垢な笑顔がまるで天使のようで、心を優しくしてくれます。100個以上も帽子を持っているイエぺ。子どものころ、夢中になって集めたものがあるという大人の方は共感できるのではないでしょうか。どのページもおしゃれな写真絵本。子ども心を大切にしたい大人にもおすすめです。第2回絵本にっぽん賞受賞作品。

 

深呼吸の必要

深呼吸の必要 (ハルキ文庫)

 長田 弘(著) (角川春樹事務所)
 忙しい毎日に追われる生活をしていると、ついつい見落としてしまう過去の美しいもの、体験。大人になったのはいつだったのだろう。記憶の底に眠っている「子どもだった自分」に出会える散文詩集。子どもだったあの頃のみずみずしい感性や自然、甘酸っぱい気持ちが蘇ってきます。すっかり大人になってしまったママさんにおすすめです。

 

 長い人生、子どものころはほんの一瞬。心身ともに大きな影響を与える時期でもあります。一緒に暮らし、甘えてくれるのもほんのわずかな時間。広い心でお子さまとの時間を楽しんでもらいたいと願います。

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