毎日が楽しいのが当たり前。もっともっと幸せが欲しい、もっと豊かな生活がしたい、もっと自分にふさわしい人がいて当然。向上心があるのは良いことですが、ちょっと欲張りすぎていませんか?
あなたが求めているものは本当にあなたを幸せにしてくれますか?今回は、恋も仕事も、または家庭も人生もエンジョイしたいと頑張り続けて疲れた大人におすすめの絵本を紹介いたします。絵本のなかにあるちいさな幸せを感じて、癒されてください。
そらはあおくて
シャーロット・ゾロトウ(著) (あすなろ書房)
おうちにあった古いアルバム。お母さんがまだ少女だったころ、そしておばあさんがまだ少女だったころ。時代が変わっても抱き続ける娘への愛情は変わらない。むかしも、これからも、もっとずっと繰り返してつながっていく。自分が生まれる前にも確かにそこにあった幸せな日々。それを抱いて生まれてきたんだと気づかせてくれる絵本です。シンプルで優しいパステル色のイラストが女性的な優しさを醸し出しています。
とうふやのかんこちゃん
吉田 道子(著) (福音館書店)
とんがり山のふもとに住むとうふやの娘、かんこちゃん。何年も修行を重ね、店を出したものの「うちの味」が出せないと悩んでいるお父さん。すると、二匹のキツネがやってきて、おいしいとうふの作り方を教えてくれるとのこと。ものづくりへの情熱、人間とキツネの家族との交流を描いたほんわかするファンタジーです。
フランクリンの空とぶ本やさん
ジェン・キャンベル(著) (ビーエル出版)
読書が大好きなドランゴンのフランクリン。まちの人にもおすすめの本を読んでもらいたいと思っていますが、まちの人たちはドラゴンを怖がって逃げてしまいます。そんな中、同じ本が好きだという赤毛の女の子と出会い・・・。雲の上で月光に包まれた読書タイム。フランクリンの朗読タイム。好きなことが同じって幸せだな、気が合うってこういうことだなと改めて感じさせてくれる一冊です。
本当に大切なものに触れたとき、また頑張る力が湧いてくると思います。人生は長くて短いもの。後悔のないように、身の周りのちいさな幸せに感謝をすることを忘れないことも大切です。