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【エマ・ワトソン おすすめ本】エマ・ワトソンさんの愛読書

 映画「ハリー・ポッター」でハーマイオニー役を演じ、ディズニーアニメの実写映画「美女と野獣」のベル役を射止めるなど、今やハリウッドを代表する美人女優となったエマ・ワトソンさん。役どころと同じようにプライベートも勤勉で読書家。ブラウン大学を卒業したインテリ女優さんです。美しいだけではなく、自らの意思をきちんと持ち、フェミニストとしても有名なエマ・ワトソンさん。内側から輝く知性を持ち合わせた21世紀のプリンセスです。SNSで読んだ本の感想をアップしたり、フォロワーにおすすめされています。エマ・ワトソンさんのブックリストのなかから翻訳されている本を紹介いたします。現代を生きるスマートな女性像が伺えます。

 

フェミニズムはみんなのもの―情熱の政治学 

フェミニズムはみんなのもの―情熱の政治学 (ウイメンズブックス (2-1))

 ベル フックス (著) (新水社)
 黒人フェミニストの著者によるフェミニズムの本質に迫った一冊。フェミニストというと男性軽視的なイメージがありますが、性差による不平等、人種差別、家父長主義で階級的不平等への異議が唱えられています。性差だけにとらわれず、女性同士における暴力についても書かれており、平等に開かれた自由な社会を形成することを目的とした情熱の政治学。フェミニズムを嫌悪しがちな日本人の男女におすすめの本です。

 

オレンジだけが果物じゃない

オレンジだけが果物じゃない (白水Uブックス176)

 ジャネット ウィンターソン (著) (白水社)
 厳格なキリスト教信者の母親に伝道師になるために養子として育てられたジャネット。初恋をきっかけに外の広い世界を知ることになり、自分の人生を切り開いていく自伝的小説。ファンタジーの世界と現実世界が交互に描かれています。現実世界でおこる悲惨な出来事もアイロニーが効いたユーモアあふれる文章で描かれており、ただの「親離れ」だけではない新しい世界に一歩踏み出すことを応援してくれているような爽やかな読み心地です。ウィットブレッド賞最優秀処女作賞受賞作品。

 

当世出会い事情――スマホ時代の恋愛社会学

当世出会い事情――スマホ時代の恋愛社会学

 アジズ・アンサリ (著) (亜紀書房)
 マッチングアプリやSNSでの出会いが増えている現代。テクノロジーがどんどん発達していっても付き合っていくのは生身の人間同士。国によって、個人によって恋愛や結婚の価値観が違うこと。ブログ調の軽い読み心地で、つっこみをいれつつ楽しく読める恋愛社会学の本です。スマホ中毒の方にもおすすめの一冊。

 

 若く柔軟な価値観を持ちつつ、新たな時代をどう迎えるのか考えさせてくれるような本ばかり。難しい文体ではなく、一般向けに考えさせられる本が多いのでエマ・ワトソンさんと同世代の方や若い女性の方に読んでもらいたい本です。

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