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【ジャズ 本】ジャズの楽しみ方がわかる。スウィングしちゃう♪読むジャズ書籍まとめ。

 リズムカルなサウンド、先の読めない展開。ジャズは自由で個性あふれる音楽。そのときのメンバーの気持ちが溢れて融合したアドリブのあるセッション、管楽器の高らかな響きにベースサウンドが心地良く響く大人のための音楽。格式にとらわれず、庶民の音楽として愛され続けてきたジャズミュージック。

そんなジャズの魅力がたくさんつまった本を紹介いたします。おいしいお酒とともに至福の時間を味わってくださいね。

 

ジャズ小説

」ジャズ小説 (文春文庫)

 筒井 康隆(著) (文藝春秋)
 ルイ・アームストロング、ソニー・ロリンズ、ビリー・ホリデイなどジャズの名演奏に触発されて生まれた12編の短編集。笑えるものからハラハラするストーリーまでジャズファン、筒井ファンまで多くの人を楽しませてくれる作品。展開の意外性や風刺的な作品もあり、星新一さんのショートショートを彷彿とさせるものも。最後にCD紹介も掲載されています。

 

ジャズ・カントリー

ジャズ・カントリー (文学のおくりもの ベスト版)

 ナット・ヘントフ(著) (晶文社)
 白人で上流階級の家に育ったトムは16歳の少年。トランペットの音色に心奪われ、ジャズミュージシャンになりたいと願うものの、黒人ではないことの引け目、進学はしたほうが良いのかなど悩みがいっぱい。そんなトムが仲間や音楽との出会いで大きく成長していく青春物語です。さわやかな読み心地ながらも扱っているテーマは黒人社会の悲哀や差別と重いもの。答えのない問題に音楽という武器で立ち向かっていく共存への道。ジャズ好きにはたまらないソウルとスイングがつまった本です。

 

ドバラダ門

ドバラダ門 (朝日文庫)

 山下 洋輔(著) (朝日新聞出版)
 ジャズピアニストとして活躍されている著者のラジカルな演奏のような自伝小説。過去・現在・未来を行き来して自らの音楽ルーツをたどるSFやフリージャズのような構成。疾走感あふれ、リズムを通り越して宇宙空間に飛んで行ってしまいそうな実話まじりのハチャメチャ小説です。とにかく面白いとしか言いようのない、テンポと先の読めない展開。ジャンル分けできない個性あふれる作品です。

 

 本のなかで登場する音楽を動画やCDで聞いてみると、より一層本の世界に浸れると思います。ジャズを愛する方、おしゃれな雰囲気に浸りたい方におすすめの本です。

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