ＮＨＫ「きょうの料理」でもおなじみの料理研究家、有元葉子さん。イタリアと日本を行き来し、国籍やジャンルにこだわらない彩ゆたかなレシピを考案されています。女手ひとつで子育てをされ、実業家としての顔もあるという、まさに現代女性の鏡のような方で、世田谷区にある料理教室はいつも予約でいっぱいだそう。行きたくても行けない！という方のために、今回は有元葉子さんの数あるレシピ集のなかからおすすめの本を紹介いたします。お料理のレパートリーを増やしてくださいね。
レシピを見ないで作れるようになりましょう。
有元 葉子(著) （SBクリエイティブ ）
今夜の夕飯は何にしようかといつも悩んでいる方におすすめの一冊。レシピを検索したり、冷蔵庫の中身を凝視したり。そんな億劫な時間から解放されるレシピ集です。いつも味が決らないという方も、毎回計量カップを用意してレシピとにらめっこしている方も、この本を読めば目からウロコ、料理の楽しさを味わうことができます。素材を生かし、食感にこだわったシンプルな味つけ。幅広い年齢層の方に好んで食べていただけるお料理が65品紹介されています。家庭料理の心強い味方となる本です。
はじめが肝心 有元葉子の「下ごしらえ」
有元 葉子(著) （文化出版局）
料理初心者の方が一番困るのは食材の「下ごしらえ」のしかた。ついつい面倒で飛ばしてしまいがちなひと手間が普段の料理の出来栄えを左右しています。スーパーで買ってきた野菜を冷蔵庫で保管する前にやっておくべき処理や、肉、魚、こんにゃくや乾物までおいしくいただく方法が紹介されています。料理に手慣れていらっしゃる方にも読んでいただきたい一冊。歯ごたえをよくする裁断方法など、味つけがシンプルだからこそこだわりたいおいしさの秘密がここにあります。
ひとりごはんの愉しみと工夫
有元 葉子(著) （東京書籍）
ひとりだからご飯はテキトウでいいや、なんだか作る気がしない。そんな味気ない食卓ではせっかくのご飯がおいしくいただけません。ひとりごはんの愉しみかた、食材を無駄にしない下ごしらえや、購入する食材の選び方など、栄養バランスとおいしさが両立されたレシピ集。これからひとり暮らしをはじめる方や、子育てを終えた方へのプレゼントとしてもおすすめの一冊です。
有元葉子さんが考案されたレシピ集は「料理って面倒」という概念をひっくり返してくれる料理がずらりと並んでいます。生きていくうえで食事は欠かせないもの。せっかくいただく命はおいしくいただいて、明日へのエネルギーに蓄えてくださいね。
