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【禅 おすすめ本】瞑想ブームで知りたい「禅」の知識。簡単に学べる書籍。

 マインドフルネス、瞑想がリラックスや健康につながるとブームになり、世界中で禅が再注目されています。もともと深い宗教心に根付いた禅。ただ形だけではなく、その奥深くにある精神に触れてみるのはいかがでしょうか。悩みを抱えている方、ストレスをためてしまいがちな方にもおすすめです。心をすっきりさせてくれる禅の考え方を取り入れてみてください。

 

人生に信念はいらない

人生に信念はいらない (新潮新書)

 細川 晋輔(著) (新潮社)
 臨済宗の僧侶の著作。仏教や禅について、自らの体験談をもとに分かりやすく教えてくれます。生きづらいと感じている方は何かを背負い込んで形にとらわれて生きていることが多く、揺らがない信念はときに人を傷つけてしまいます。過去にも未来にも影響されず、ただ現在だけを見つめて対応できる心のしなやかさを身につけることが大切です。ただぼぉっと座って何も考えないのが座禅だと思われていますが、著者は「考える座禅」を提案しています。無心になり、考え抜くことで心の柱を確立し、影響されない心を作ることができるそう。自立し、凛とした精神を手に入れることができます。

 

禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本

禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本 (幻冬舎文庫)

 枡野 俊明(著) (幻冬舎)
 心穏やかに愛情をもって毎日を過ごす、美しいことばを使い、情報や忙しさに振り回されずに無駄なものをそぎ落として生きるためには、禅修行の「身」、所作を整えることが大切です。呼吸を整え、決まった動作を繰り返すことで自然と心が静かな気持ちになります。ものを大切に扱う、箸の持ち方など日常生活でも簡単に取り入れられる禅の所作。心穏やかになれる習慣を身につけ、外見も内面も美しくなれる本です。

 

眺める禅: すーっと心がかるくなる

眺める禅: すーっと心がかるくなる

 枡野 俊明(著) (小学館)
 禅僧でありながら、世界的な庭園デザイナーでもある著者がおくる世界の庭園とともに綴られた禅に基づいたアドバイス。美しい写真を眺め、心を静めると不安な気持ちもなくなってきます。眺めていると風の音や木の葉がそよぐ音まで聞こえてきそうな美しい写真。眠る前に眺めるのもおすすめです。

 

 多忙な現代社会が抱えるストレス、癒しすらも商売として扱われ疲れはたまる一方。そんなとき、ただありのままを受け止め、立ち向かっていくための休みをとることも大切です。見て、触れて、感じて、本来あるべきフラットな心で物事を眺めると何か違ったものが見えてくるかもしれません。

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