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【芸能人 小説 おすすめ】芸能人が執筆したおすすめ書籍ランキング。

 ピースの又吉さんが芥川賞を受賞されてから芸能人が執筆された本が一段と注目を浴びています。芸能人の方は、もともと感性豊かな方が多くいらっしゃるので、文筆業でも才能を発揮することができるのでしょう。

今回は、普段は純文学しか読まない、芸能人の書いた本なんてと嫌煙されている方にも是非手にとっていただきたい本を紹介いたします。個性豊かで型にはまった文章ではないからこそ魅力を発揮する作品でもあります。芸能人に興味がないという方も、気軽にお楽しみください。

 

ゆっくり歩け、空を見ろ

ゆっくり歩け、空を見ろ (新潮文庫)

 そのまんま東(著) (新潮社)
 県知事として活躍された東国原さんの芸名、そのまんま東として芸能生活をされていたころに執筆された自伝小説。淫行事件で仕事も家族も失くしてしまい、故郷の宮崎を訪ねる旅にでます。旅の途中で振り返る過去。お妾さんの子どもとして破天荒な父のもとで育ち、複雑で暗い家庭環境に負けず、笑いを求めて生きてきた懸命な姿にホロリとさせられる感動作。人生の節目や行き詰ったときにも読んでいただきたい一冊です。

 

ウメ子

ウメ子 (小学館文庫)

 阿川 佐和子(著) (小学館)
 坪田譲治文学賞を受賞した昭和の古き良き時代、子どもたちが活躍するほのぼのとした長編小説。ちょっと変わった女の子、ワンパクなウメ子が幼稚園にやってきて、引っ込み思案のみよちゃんの平凡な生活がワクワクドキドキの刺激的な毎日に。楽しいことやつらいこと、子どもながらに毎日懸命に生きてきたあのころを懐かしく思い出すことでしょう。報道番組のキャスターや「ビートたけしのTVタックル」で進行役を務めた阿川さん。作家としても大活躍されています。

 

蟻地獄

蟻地獄 (新潮文庫)

 板倉 俊之(著) (リトル・モア)
 コントに定評のあるお笑い芸人インパルスの板倉さんが書いたハラハラするサスペンス友情物語。裏カジノにのめりこみ、イカサマがバレた主人公。友人を人質にとられ、5日以内に300万円を用意するために奔走するという手に汗握る展開です。知的でテンポよく、読者を飽きさせない構造はインパルスのコントのよう。最後のオチも気持ちよく決まっているので、読んだあとに爽快感が得られるエンターテイメント作品です。

 

 普通の人とは少し違う飛びぬけた感性を持っている人が描くものがたりは刺激にあふれています。著者を芸能人として知らなくても十分に文字だけで楽しませてくれる魅力ある作品は作家が書いたものにひけをとりません。出版界への話題づくりだけではなく、心から楽しめる作品がどんどん出版されることを期待しています。

 

 

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