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【音楽家 伝記 本】クラシック好きにおすすめ!音楽家の伝記。

 クラシック音楽は敷居が高いと思われがちですが、ポップスと同じです。時代によって特徴があり、作曲家によって伝えたいメッセージも違います。

気になったアーティストをグーグル検索してバックボーンを知ったり、カバー曲を聴いてみたり、関連アーティストを探してみたり。そんな同じような楽しみがクラシックの世界にもあります。

同じ曲でも表現者によって異なったり、どんな気持ちでこの曲を書いたのかということを知るには、音楽家の伝記を読むのがイチバン。

 

ショパンを嗜む

ショパンを嗜む

平野 啓一郎(著) (音楽之友社)
 著者の作品「葬送」はショパンとドラクロワを主人公に書かれましたが、そのときの取材ノートをもとに書かれた解説書です。

「音楽の友」に連載されました。一人の音楽家としてのショパンだけではなく、一人の人間としてどう生きてきたか。時代背景や恋愛模様についてまで知ることができます。簡潔な文章のなかからショパンへの愛を感じさせられる一冊です。

 

ベートーヴェンの生涯

ベートーヴェンの生涯 (平凡社ライブラリー)

 ロマン・ロラン(著) (岩波文庫)
 失われていく聴力、腸の病、孤独、貧困・・・。不運な人生を送りながらも人生に「歓喜」を見出したベートーヴェン。聖職者や貴族のためではない民衆への音楽を生み出した作曲家です。不遇とどう向き合うか、常に人生と闘い続けてきた心優しいベートーヴェンの姿が描かれています。熱が伝わってくるような本です。

 

モーツァルト (作曲家・人と作品シリーズ)

モーツァルト (作曲家・人と作品シリーズ)

 西川 尚生(著) (音楽之友社)
 「神童」と呼ばれ宮廷音楽家として旅から旅への人生。映画「アマデウス」の印象もあり、華やかなイメージのある作曲家ですが、晩年には作品が理解されなくなり、貧困の末亡くなったそうです。

数あるモーツァルトの伝記本のなかでも新しいものなので、最新の解釈を知ることができます。モーツァルトのことは知り尽くした!という方にも読んでもらいたい本です。

 

さいごに

時代を超えて愛されるものだからこそ、表現者の数だけ違った魅力が存在します。もっともっとクラシックを楽しむためにおすすめの音楽家の伝記を紹介いたします。作曲者の人生に想いを馳せるというのもロマンのある楽しみ方です。

 有名な指揮者や作曲家のクラシックはYouTubeでも聴くことができます。気に入った音楽があれば、演奏者別に聞き比べしてみても面白いです。バックボーンを知ればもっと楽しめるのが伝統的音楽の深みです。是非コンサートにも足を運んでみてください。

どの本もAmazonで買えます。
 

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