企画書や事業計画書など、社内外の人を会議で説得するためのビジネス書類を作成する必要があるものの、どうしたら高品質かつ問題なく承認してもらえる資料が作成できるのだろうかと頭を悩ませている社会人も多いのではないでしょうか。
そんな時に役立つ本を紹介いたします。
構成や作成方法がサンプル、例を参考にわかります。
【企画書 書き方 本】企画書やプレゼン資料など作り方がわかる、おすすめ本
一発OKが出る資料 簡単につくるコツ「説得」「アピール」「プレゼン」「決裁」最強の方法」
一発OKが出る資料 簡単につくるコツ: 「説得」「アピール」「プレゼン」「決裁」最強の方法 (単行本)
企画書やプレゼン資料などは、誰かに自分のアイデアを認めてもらうためのツールです。会議などで認めてもらうためには、どのような相手に資料を見てもらうのかをしっかり考えて戦略を練る必要があります。
ここがおすすめ
初めて資料を作る社会人でもいい資料が作れるアドバイスがたくさんもらえる本です。伝える順番やどのようなデータが必要なのか、などの秘訣が丁寧に書かれていて、この本に従って準備を進めていけば問題なく目標を達成することが可能です。
コクヨ株式会社のワークスタイルコンサルタントとして、確かな実績と経験を持つ著者だからこそ、この本は高い説得力があります。
どうしても成功させなければならないプレゼンがあるなど、高い目標設定をしている人におすすめの1冊です。
「あのヒット商品のナマ企画書が見たい！」
ヒット商品の企画を参考にしたい、という時には、戸田覚著「あのヒット商品のナマ企画書が見たい！」がおすすめです。
ここがおすすめ
この本は発行年は古いものの、当時ヒットしていた大江戸温泉物語や消臭プラグなど、本来であれば門外不出の企画書が掲載されています。既に情報は古いものの、人生で一度もヒット商品を生み出すことがない社会人が多い中で、ヒットする商品を生み出した企画書、発売に行き着くまでの道のりからは多くのことが学べます。
それぞれの企画書はごく普通のものです。フォーマットを参考にすると言うよりも、企画することになった背景、何を伝えようとしているのか、担当者がどのように動いたのか、諦めずにやり遂げた秘訣はどこにあるのかなどが学べるところです。最後の「企画書作成のコツ」も参考になります。
「儲かる商売のナマ現場が見たい！」
この本の著者、戸田覚著で「儲かる商売のナマ現場が見たい！」もおすすめの1冊です。赤城乳業の「ガリガリ君」や高級万年筆専門店の「書斎館」など、大企業ではないのに、売れない時代でも売れているブランドや専門店の売れる仕組の舞台裏が書かれた本です。この本で取り上げられているブランドや店舗のほとんどは、本の発行から10年以上が経過している今も顧客からの高い支持を得て、残り続けています。
この本は通常は本の最後に書かれる「総論」から始まります。総論を読むと、自分たちの業界での立ち位置や世の中の動向をしっかり見据えた上で、未来についてのビジョンをしっかりと持ち、チャレンジ・失敗も受け入れられることが重要なのだと言うことがよくわかります。その「総論」を前提にしてこの本を読み進めていくと、より深く内容を理解することができます。
企業に限らず、これからの時代は長く働くことが当たり前になってくる時代だからこそ、個々人が自分の魅力も売り込めるようにならなければなりません。そんな時もこの本から学べることがたくさんあります。
「マンガでやさしくわかる事業計画書」
1枚の企画書のための資料作成ではなく、初めて事業計画書を作成しなければならない時に参考になるのが井口嘉則著「マンガでやさしくわかる事業計画書」です。ストーリーはマンガで進められていますが、「なぜ事業計画書が必要なのか」「事業計画書作成の7ステップ」など重要な箇所は丁寧に文章や図でわかりやすく説明されています。
ベースは事業計画書の作成を想定して書かれていますが、考え方は1枚の企画書にも役立つことばかりです。多くの社会人が頭を悩ませることの一つにアイデア出しがありますが、この本はアイデアの出し方からしっかりと教えてくれています。ストーリーに沿って自分もアイデアを出し、評価していくことが可能です。アイデアがなかなか出ない場合は、アイデアの出し方やアイデアを広げる方法まで丁寧に教えてくれているのが魅力です。
さいごに
ビジネスで自分の思いを誰かに伝えるためには、自分の思いだけではなく取り巻く状況や各種データなど適切な情報を使用して資料を作成し、目標が達成できるように様々なことをしっかりと準備しなければなりません。
ここで紹介した本は、そのような資料の作成、会議でのプレゼンの実施などに役立つおすすめの本ばかりです。
