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【社会人 絵本 おすすめ】大人でも絵本から学ぶことがたくさん、今人気の5冊。

絵本と言えば、子どもに読み聞かせるツールの一つ、としか考えていない社会人も多いのではないでしょうか。子どもにどのような絵本を読み聞かせればいいのか、子育てのイベントやセミナーに熱心に通っていらっしゃる親御さんもいらっしゃることでしょう。
絵本の面白さは、文字を読まなくても絵だけで楽しめることにあります。自由な発想で描かれている作品は、子どもだけではなく大人も学ぶことができます。

 

「ろくべえまってろよ」

ろくべえまってろよ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

灰谷健次郎作/長新太絵

発行から40年以上経った今でも読み続けられている名作です。この本は、向きを横にしたり縦にしたり、発行当時では珍しかった斬新な手法で描かれています。
大人に頼ってみたものの、助けてもらえなくて自分達だけで解決しようとする逞しい1年生の子どもたちが、穴に落ちた犬のろくべえを一生懸命励ましている姿が魅力的です。大人に断られても諦めずに、自分たちで解決方法を考え出す姿勢が素晴らしい作品です。

 

「おへそのあな」

 

おへそのあな

お腹の中にいる赤ちゃんがどのように感じているのか、妊娠しなければ赤ちゃんの立場になって考えることはないかもしれません。長谷川義史作「おへそのあな」は、お腹の中の赤ちゃんがお母さんのおヘソの穴から外を見ている様子が描かれた絵本です。
この本の魅力は、お腹の中にいる赤ちゃんが、生まれてくるのを楽しみに待っている家族の様子を見ていることにあります。実際に赤ちゃんがお腹の中から見ているのかどうかはわかりませんが、見ていればきっとこんな風に見えるんだな、と言う発見がたくさんあります。
最後の方で描かれている世界は、風の音や波の音、鳥の声や花の咲く音が聞こえる穏やかで自然に溢れた世界です。赤ちゃんが生まれてくる世界について、学ぶことがある1冊です。

 

 

「まくらのせんにん そこのあなたの巻」

まくらのせんにん そこのあなたの巻

読者参加型で楽しめるのが、かがくいひろし著「まくらのせんにん そこのあなたの巻」です。読み進めていくとわかりますが、読んでいるあなた、あなたも参加できます。子どもたちと一緒にまくらのせんにんたちを助ける楽しみを味わうことが可能です。
「まくらのせんにん」が描かれた本は、他に「まくらのせんにん さんぽみちの巻」もあります。どちらも子どもたちに人気がありますが、読者が参加できる「まくらのせんにん そこのあなたの巻」の方が盛り上がります。

 

「りんごかもしれない」

 

りんごかもしれない

近年、人気急上昇の絵本作家がヨシタケシンスケ氏です。「もうぬげない」「みえるとかみえないとか」など数多くの人気絵本を生み出している作家です。どの本も子どもだけではなく、社会人にもおすすめです。
代表作の1冊である「りんごかもしれない」は、1個のりんごが様々な視点で描かれています。普通なら絶対にイメージできないような世界にまで想像力が広がっているのが、この作家の素晴らしいところです。子どもの発想力を鍛えるだけではなく、仕事のアイデア不足で悩んでいる社会人にもおすすめの絵本です。

 

「もうじゅうはらへりくま」

 

もうじゅうはらへりくま (ポプラ社の絵本)

漫画を見ているような感覚で楽しめるのが、塚本やすし作「もうじゅうはらへりくま」です。勢いよく登場するクマとおじいさんを見ていると大丈夫だろうか、と心配になりますが、最後の微笑ましいオチに笑みが溢れます。
この本は「ぶっとびおもしろ食育絵本シリーズ」の1冊です。食べることが苦手なお子さんにお困りの方は、ぜひ一緒に読んで楽しんでもらいたいシリーズです。

 

これらの本は、夕食後の家族団らんのひとときや寝る前など、ゆったりした気持ちで親子で楽しむのがおすすめです。日頃は仕事に追われている社会人も、頭の中を空っぽにして子どもと一緒に読んだり、10分でいいので気分転換に一人で読んでみると新しい発見がいっぱいあります。
子育てイベントやセミナーに熱心に通っている親御さんだけではなく、忙しくて心に余裕ができない社会人にも満足していただける、おすすめの絵本ばかりです。

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