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【終活をはじめたい人へ】実際に読んで良かった本10選【安心して準備できる】

「終活を始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」――そんな不安を抱える人は多い。終活は死の準備だけでなく、これからの人生を心地よく過ごすための活動だ。この記事ではAmazonで購入できる「終活 始めること」に関する本を10冊紹介する。実際に読んで気持ちが整理され、行動の一歩を踏み出せたものを中心に選んだ。

 

 

おすすめ本10選

1. 本当は怖い終活

 

 

■概要

弁護士が終活の“落とし穴”を解説。遺言や相続、エンディングノート、葬儀やお墓の問題まで幅広く扱う。誤解しがちな点や危険な事例を具体的に示す一冊。

■刺さる読者像

「終活=エンディングノートを書くだけ」と考えている人。ネット情報の真偽が分からず不安な人。

■レビュー・実感

この本で印象的だったのは「間違った遺言が相続争いの火種になる」という指摘だ。単に書けばいいと思っていたが、法律的な有効性を欠く遺言書はむしろ害になると知って衝撃だった。弁護士ならではの視点で「ここに注意しろ」と警鐘を鳴らしてくれるため、終活を本気で考える入り口にふさわしい。読後、実際に専門家相談を検討するきっかけになった。

2. 終活するならこの一冊!!(文芸社/単行本)

 

 

■概要

エンディングノート、必要書類、葬儀や供養の準備など「とにかく最初にやること」がまとまった入門書。

■刺さる読者像

「終活を始めたいけれど、手順が分からない」という初心者。

■レビュー・実感

この本はリスト形式が多く、眺めるだけで「やるべきこと」が整理されるのが良かった。読んでいる途中で「これは今すぐできる」と思い、保険や口座情報のリスト化を始めた。心理的なハードルが下がり、終活が“現実的な行動”に変わる感覚が得られた。

3. はじめて読む終活の基礎知識(文芸社/単行本)

 

 

■概要

行政書士が法律・制度を分かりやすく解説。相続・医療・介護・お墓など幅広いテーマをQ&A形式で学べる。

■刺さる読者像

専門用語が苦手な人。法律や手続きに弱い人。

■レビュー・実感

他の本では難しく感じた「死後事務委任」や「成年後見制度」が、この本ではシンプルに理解できた。図表や具体例が豊富で、知識ゼロの状態でも読める。読後は「終活全体の地図を手に入れた」感覚があり、次に何を調べればいいかが自然に分かった。

4. エンディングノートで始める終活(自由国民社/単行本)

 

 

■概要

実際に書き込める形式のノート付き本。質問形式で自分の意思や希望を整理できる。

■刺さる読者像

考えるより手を動かして進めたい人。

■レビュー・実感

「書く」ことが最大のポイントだと気づいた。質問が自然で、「どんな音楽を流してほしいか」など思ってもいなかった項目で心が揺れた。机に向かってペンを走らせるうちに、終活が具体的に自分ごととして進んでいった。

5. 図解でわかる 遺言・相続の基本(ナツメ社/単行本)

 

 

■概要
行政書士の柴崎智哉氏が監修し、実際にそのまま使える遺言書の文例を多数収録。相続トラブルを防ぐための書き方をマンガや図解で分かりやすく解説している。法的要件や注意点も整理されているので、初心者でも安心して取り組める。

■刺さる読者像
「自分の財産をどう残すか」を真剣に考え始めた人。相続争いを避け、家族が困らない準備をしておきたい人。

■レビュー・実感
この本の強みは、文例が豊富で「自分の状況に置き換えて書ける」ことだ。たとえば不動産や預金、家財などのケースごとに実際の書き方が載っており、読んでいると「これなら自分も書ける」という安心感が得られた。遺言書は法的効力を持つため、少しの不備が無効につながるが、本書ではそのチェックポイントも丁寧に示してくれる。読後すぐにペンを手に取り、下書きを始めたほど行動を促された。相続を「争族」にしないための実践的な一冊だと感じた。

6. 終活1年目の教科書 後悔のない人生を送るための新しい終活法

 

 

■概要
終活を「人生を閉じる準備」ではなく、「これからを安心して生きるための活動」と位置づけた入門書。エンディングノートや遺言、相続など従来の終活に加え、デジタル資産・医療や介護・生前整理といった新しいテーマも扱っている。チェックリストや事例が豊富で、読者が自分の状況に合わせて着手できるよう構成されている。

■刺さる読者像
終活を始めたいが「どこから手をつければいいか分からない」人。従来の終活イメージに抵抗があり、もっと前向きな取り組み方を探している人。

■レビュー・実感
「終活=死の準備」という思い込みを覆してくれたのがこの本だった。読んでいると、終活はむしろ「残りの人生を快適にするための整理」だと理解できる。たとえば「医療の希望を家族に伝える」ことは、いざというとき家族の負担を減らす思いやりになるし、「モノを整理する」ことは自分自身が身軽に生きることにもつながる。特に良かったのは、章ごとに「今日からできること」がリスト化されている点。読後すぐに自分の通帳や保険証書をまとめる気になり、行動に移せた。終活を“後ろ向きな作業”から“生きる力を取り戻すプロセス”に変えてくれる一冊だと感じた。

7. 死に方がわからない(門賀美央子著)

 

 

■概要

独身・子なしの著者が、自身の終活を記録した体験記。感情や葛藤がリアルに綴られる。

■刺さる読者像

おひとりさま、子供のいない人、自由に生きたい人。

■レビュー・実感

「死をどう迎えるか」より「どう生き切るか」を考えさせられた。手続きのマニュアル本では得られない、生き方そのものへの視点を与えてくれる。読みながら自分の人生観を書き出したくなった。

8. 老後ひとり暮らしの壁(山村秀炯著)

 

 

■概要

ひとり暮らしの老後に直面する問題を「健康・お金・人間関係」の視点から提示。

■刺さる読者像

将来ひとりで暮らす可能性を考えている人。

■レビュー・実感

老後の現実を具体例で突きつけられた。読後は不安より「備えよう」という意欲が湧いた。特に孤独リスクへの対応策が参考になった。

9. おひとりさまの終活 お困りごとは死後事務委任で解決

 

■概要

死後事務委任契約を中心に、おひとりさまが安心して終活できる方法を紹介。

■刺さる読者像

家族がいない、頼れる人が少ない人。

■レビュー・実感

死後事務委任という制度を知って、「これがあれば一人でも安心できる」と思った。実例も豊富で、制度を自分ごととして理解できた。

10. 失敗しない! 親と子の終活ガイドブック~データと有名人の終活をお手本にしてみよう~: 親子の絆を深める終活本

■概要

親世代の終活を子世代がサポートする視点で描いた本。

■刺さる読者像

親の終活をどう切り出せばいいか悩む人。

■レビュー・実感

自分ごとだけでなく、家族の終活をどう支えるかを考えるきっかけになった。「親子で一緒に取り組む」姿勢が大事だと分かり、親との会話を始める勇気をもらった。

終活を始めるためのステップと注意点

ステップ 内容 ポイント
1. 全体像をつかむ 入門書などで終活の範囲(手続き・整理・心の準備など)を理解する 「何をやるか」が見えることで始めやすくなる
2. 自分の情報を整える 資産・保険・負債・預金・契約書などを一覧化 書類が散らばっていると後で時間がかかる
3. エンディングノートを作る 意思・希望・連絡先・医療判断などをまとめる 書きながら考えることで自分の気持ちが整理される
4. 法的手続きの準備 遺言書作成、信託制度、死後事務委任などを検討 専門家に相談するタイミングを見極める
5. 身辺整理・断捨離 不要なモノ・書類を整理・処分する 遺族の負担を軽くするため
6. 伝える・共有する 家族や信頼する人に自分の意図を話す 書面だけでなく言葉で伝えておく
7. 定期的な見直し 体の状況・環境変化に応じて情報をアップデート 古い情報が足かせになることもある

まとめ:小さな準備が大きな安心につながる

  • 法律や制度の全体像を知りたいなら:『はじめて読む終活の基礎知識』
  • 手を動かして始めたいなら:『エンディングノートで始める終活』
  • おひとりさま向けなら:『おひとりさまの終活 お困りごとは死後事務委任で解決』

終活は「完璧にやること」ではなく、「少しずつ始めること」に意味がある。今日からできることを一つ選んで取り組むだけで、不安は大きく減っていく。

よくある質問(FAQ)

Q: 終活は何歳から始めるのがベスト?

A: 50代〜60代で始める人が多いが、体調や家族の状況が変わる前から少しずつ進めるのが安心。

Q: 終活ノートと遺言書の違いは?

A: 終活ノートは希望や気持ちを書き残すもので法的効力はない。遺言書は法的効力を持ち、資産分配に直結する。

Q: おひとりさまの終活はどうすれば?

A: 死後事務委任契約や信託制度を活用するのが現実的。専門家相談と並行してノートに希望を書き残すと安心。

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