ほんのむし

読書はみんなのサプリ

生活習慣を整える、おすすめ本10選

毎日の生活は小さな習慣の積み重ねでできている。夜更かしや不規則な食事、運動不足などが続くと、心身の調子はすぐに崩れてしまう。一方で、ほんの少し習慣を変えるだけで驚くほど整った暮らしが手に入る。生活習慣を整えることは、健康だけでなく集中力や気分の安定にも直結する。ここでは、無理なく自己管理を始めたい人のために、生活習慣改善に役立つおすすめ本を10冊紹介する。

 

 

習慣の力〔新版〕/チャールズ・デュヒッグ

私たちの行動の多くが習慣によって無意識に行われているという前提から、「なぜ人は習慣に縛られるか」「どう変えていくか」「個人・組織・社会での習慣」まで幅広く。実例やストーリーで説得力がある。日本語訳新版あり。 

 

 

刺さる読者像:

  • 習慣そのもの・行動のメカニズムが知りたい人。
  • 組織や職場、家族など周囲にも影響を与えたいと思っている人。
  • 自分の生活だけでなく他人の行動を観察することに興味がある人。
  • 物語仕立てで学ぶほうが理解しやすい人。

おすすめポイント:「習慣」の仕組みが頭で理解できるので、自分の行動を客観的に見直す基盤ができる。実例が豊富なので、「自分にもできそう」と思えるパーツがいくつもある実感が持てる。

人生の習慣を整える/吉井雅之

習慣は「できると思うか/できないと思うか」で決まるという立場から、自分の思考の癖を含めて習慣を整える方法を探る。これまでの自分を少しだけ変えることを手助けする内容。

 

人生の習慣を整える

人生の習慣を整える

Amazon

 

刺さる読者像:

  • 習慣を変えたいが自分には無理かもしれないという思いがある人。
  • 完璧を求めすぎて途中であきらめてしまう人。
  • 思考やセルフイメージを含めて変えたい人。
  • 今の自分を少し変えたいと思っている人。

おすすめポイント:大きな変化を求めず、「自分でもできるかも」という小さな変化を入口にすることで、変わった自分に手が届いたという実感が持てる。

「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考/井上新八

「三日坊主で終わってしまう」「やりたいこととやらなければいけないことの板挟み」で悩む人に向け、続けること・両立することの思考法を解説。等身大の習慣本。発売後すぐ5万部突破。

 

 

刺さる読者像:

  • 複数のことを同時にやろうとしすぎて疲れる人。
  • やりたいことがあっても「〜すべき」で押しつぶされそうな人。
  • 習慣が続かないと自分に自信をなくしてしまう人。
  • 自分のペースで少しずつでも続けたい人。

おすすめポイント:読後、「続けること」に対する思考が軽くなる実感が持てる。「やらなきゃ」だけではない視点が入るので、習慣を整える心の余白が広がる。

 

整える習慣(日経ビジネス人文庫/小林 弘幸)

自律神経と上手につき合う108の行動術がテーマ。身の回り・時間・人間関係・食生活・心身など、多面的に「整える」ヒントが詰まっている。日常生活で「これならできる」と思える具体的な提案が多い。文庫なので携帯しやすい。 

 

 

刺さる読者像:

  • 自律神経の乱れを感じている人。
  • 生活の細かい部分(寝る前、朝食、スマホの使い方など)を見直したい人。
  • 大きな変化ではなく、小さな改善を積み重ねたい人。
  • 心身ともにバランスを取りたいと思っている人。

おすすめポイント:読み終えると、体と心がゆるやかに整ってきた実感が持てる。「整える」という言葉の意味を、実際の毎日の行動で体感できる。108のうち1つでも取り入れれば、たしかに違いが感じられる。

整う力 ─ ちょっとしたことだけど効果的な78の習慣/小林 弘幸

テーマは「ちょっとしたこと」だが、78の習慣で体調・メンタルを整える。アフターコロナの環境を踏まえた内容も含む。図解・実例ありで読みやすい。

 

 

刺さる読者像:

  • ちょっとした習慣を日常に取り入れて変えたい人。
  • 忙しくて大幅な変化は難しいけれど、改善したい人。
  • 専門的すぎる知識でなく、すぐ使える具体的な方法が欲しい人。
  • 体調や睡眠・メンタル面に揺れを感じる人。

おすすめポイント:78項目という数の多さが逆に選びやすく、「これはできそう/これならできる」というものが見つかる。また、「続けたらこんなふうになるかも」という未来像が見えるので、モチベーションにつながる実感が得られる。

毎日の体調がよくなる本 ― ちょっとしたことだけど効果的な方法50/小林 弘幸

自律神経の専門家である著者が、「朝を整える」「だるさ・眠気・しんどさを減らす」など日常の小さな不調にフォーカスして50の改善法を提案。図や具体的な方法あり。 

 

 

刺さる読者像:

  • 朝起きるのがつらい/だるさが抜けにくい人。
  • 体調がなんとなく不安定で、何を直せばいいか迷っている人。
  • まず健康の基礎を見直したい人。
  • 短期間でも改善を実感したい人。

おすすめポイント:はじめの一歩が見つけやすい。「今日はこの1つだけ試そう」で済むので、行動に移しやすく、続けたら確かに体調が変わる実感が出る。

原子習慣:細微改變帶來巨大成就的實證法則(ジェームズ・クリアー)

小さな習慣を積み重ねて大きな成果を出すという「習慣の複利」の考え方が中心。どのように習慣を作るか/壊すかの仕組みが科学的に説明されており、実践的。日本語版あり。

 

 

 

刺さる読者像:

  • 習慣を続けられないと感じている人。
  • 長期的に物事を改善したい人。
  • 具体的な方法・ステップが欲しい人。
  • 自己改善の本をいろいろ試してきたがしっくりきていない人。

おすすめポイント:読み終わってから、小さな行動を少しずつ変えるだけで生活全体に良い波及があるという実感が湧いてくる。1%ずつでも変えることが続けやすいという意識が根づく。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復/スティーブン・R. コヴィー

長く読み継がれてきた自己改善・リーダーシップの古典。主体性・優先順位・相互理解など、習慣を整える上で大切な「人格」の土台を築く要素多数。完全翻訳版で読みやすくなっている。 

 

 

刺さる読者像:

  • 自己成長を基礎からじっくりやりたい人。
  • 仕事や家庭で信頼関係を築きたい人。
  • 習慣だけでなく価値観・考え方を見直したい人。
  • 一度「古典」を読んでみたいと思っている人。

おすすめポイント:読後に人生の見方が変わるような感覚。「習慣を整える」の先にある、自分がどんな人でありたいか・どんな働き方・生き方をしたいかがクリアになる実感を得られる。

なぜか努力できる人が無意識にやっている習慣術(福井龍介)

「無意識に続く習慣」をテーマに、習慣化のプロが書いた本。習慣を続けるための目標設定・モチベーション維持などの工夫が具体的に書かれている。

 

 

刺さる読者像:

  • 努力を始めても三日坊主になりがちな人。
  • モチベーションが続かないで悩んでいる人。
  • 目標はあるがどう日常に定着させるかがわからない人。
  • 習慣化のコツが知りたい人。

おすすめポイント:読み進めるうちに「やるべきこと」が日常にしっかり落とし込めそうな工夫が多数。やってみたら続いた、という実感が出やすい内容。

 

関連グッズ・サービス

習慣を整えるための本だけでなく、実際に行動を助けるグッズやツールも役立つ。

補足

どんなにいい本を読んでも「読んだだけで変わること」は稀。少しずつ実践できる具体策を選ぶこと、状況を整えること(環境を変える、邪魔なものを減らすなど)が習慣定着の鍵になる。 まとめ:今のあなたに合う一冊 習慣を整えたい人がどの軸で選ぶかを整理してみる。

  • 時間があまりない/忙しい人には → 『毎日の体調がよくなる本』、『整う力』など、少しずつできることが多い本。
  • 思考を根本から変えたい人・自己認識を深めたい人には → 『完訳 7つの習慣』、『習慣の力』。
  • 習慣をなかなか続けられないと感じている人には → 『原子習慣』、『なぜか努力できる人が無意識にやっている習慣術』。

最後に:最初から完璧を目指さないことが重要。小さな一歩を積み重ねることで、習慣というのはだんだん自分の「当たり前」になる。焦らず、変化を感じる瞬間を楽しんでほしい。

Copyright © ほんのむし All Rights Reserved.

Privacy Policy