レザークラフトは「型紙」があるかどうかで作品の仕上がりが大きく変わる。手縫いの基本から、財布やバッグの複雑な構造まで、信頼できる型紙があれば再現性も高まり、アレンジも広がる。今回は初心者が安心して挑める入門書から、上級者向けの精密な型紙集まで、レザークラフトを楽しむための本を10冊紹介する。
- レザークラフト 型紙集 (誠文堂新光社)
- はじめてのレザークラフト 型紙つき (日本ヴォーグ社)
- 手縫いで作る革小物 型紙つき (スタジオタッククリエイティブ)
- 縫い代つき型紙ですぐ作れる 大人が持ちたいバッグ
- 縫い代つき型紙ですぐに作れる 普段遣いのバック
- レザークラフトの「超」基本
- IYOHARA HAND MADE COLLECTION パターン 型紙 スクエア リュック タグ ・ レシピ 付き HMP-20
- 革の技法
- はじめてのレザークラフト
- ヌメ革で作るトートバック・リュック・カバン
- 関連グッズ・サービス
- 締め
- よくある質問
レザークラフト 型紙集 (誠文堂新光社)
核となるのは、多彩な小物の実寸型紙が付属している点。コインケースやキーケースなど、すぐに挑戦できる作品を網羅している。休日の手仕事に没頭したい人に刺さる一冊だ。
型紙を写して切るだけで作品作りが始められる実感がある。「自分にこんなの作れるのか？」と最初は半信半疑でも、完成すると思わずニヤリ。達成感に中毒性がある。
はじめてのレザークラフト 型紙つき (日本ヴォーグ社)
核となるのは、写真解説が丁寧で型紙も初心者向けに調整されている点。革を触るのが初めての人でも迷わず進める。ものづくりを始めたい人に最適な一冊だ。
読んでいると「説明がここまで親切なら失敗しないかも」と安心できる実感がある。小物から始めて「次は財布に挑戦だ」と欲が出るのも楽しい。
手縫いで作る革小物 型紙つき (スタジオタッククリエイティブ)
核となるのは、手縫いならではの味わいを重視した構成。財布、名刺入れ、キーケースの定番が揃っている。シンプルだけど長く愛用できるモノを作りたい人に響く一冊だ。
「自分で縫った縫い目が愛おしい」と思える実感がある。少し曲がっていても、それが逆に味になるのが革の魅力だ。
縫い代つき型紙ですぐ作れる 大人が持ちたいバッグ
核となるのは、バッグ専用の型紙に特化している点。トート、ショルダー、クラッチと定番を網羅している。革でバッグを作ってみたいと考えている人に刺さる一冊だ。
完成したバッグを持ち歩いた瞬間、「これ自分で作ったんだぜ」と誰かに言いたくなる実感がある。市販品にはない誇らしさがこみ上げる。
縫い代つき型紙ですぐに作れる 普段遣いのバック
核となるのは、財布に特化した型紙が豊富な点。二つ折り、長財布、コインケースまで揃っている。財布を手作りしたい人にとってバイブル的存在だ。
自分で作った財布をポケットに入れると「これが一番しっくりくる」と実感する。買った財布では味わえないフィット感がある。
レザークラフトの「超」基本
核となるのは、あらゆる小物の型紙を幅広く収録している点。小銭入れからカードケースまで隙がない。レパートリーを一気に増やしたい人におすすめだ。
眺めていると「今日はどれを作ろうか」とワクワクする実感がある。まるでレシピ本を開く料理人の気分になれる。
IYOHARA HAND MADE COLLECTION パターン 型紙 スクエア リュック タグ ・ レシピ 付き HMP-20
核となるのは、ミニマルデザインに徹した型紙構成。装飾よりも形の美しさで勝負する一冊。デザイン性を重視したい人におすすめだ。
作ってみると「これだけシンプルなのに格好いい」と実感する。革の質感そのものを生かせるのが気持ちいい。
革の技法
核となるのは、型紙の構造理解を通じて技術を磨ける点。裁断や縫製だけでなく「型紙の発想法」まで学べる。中級者以上に刺さる内容だ。
読みながら「なるほど、こうすれば立体になるのか」と実感する瞬間が多い。単なる作り方本ではなく、発想力が広がるのが楽しい。
はじめてのレザークラフト
核となるのは、靴作りに挑戦できる点。小物全般の型紙が収録されている。挑戦してみたい変わり者（褒め言葉）に刺さる一冊だ。
![はじめてのレザークラフト(174) 2025年 10/1 号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61vQprFKRrL._SL500_.jpg "はじめてのレザークラフト(174) 2025年 10/1 号 [雑誌]")
完成すると「外に出る度誇らしい」と実感する。手縫いの温もりが足元から伝わるのは感動的だ。
ヌメ革で作るトートバック・リュック・カバン
工夫されたヌメ革で作るシリーズ。構造や縫製の発想が一段上に引き上げられる。上級者やプロ志向に刺さる一冊だ。
「市販品より工夫が効いている」と実感する型紙ばかり。読んでいると次の作品に挑みたくなる衝動が止まらない。
関連グッズ・サービス
レザークラフトを本気で楽しむなら、工具や材料も揃えたい。特におすすめは「菱目打ちセット」や「カッティングマット」。型紙を正確に活かすためには必須だ。また、Kindle Unlimitedなら型紙付きのクラフト本を複数読めるのでコスパが高い。さらにAudibleで職人やクリエイターの思考法を聞きながら作業するのも集中力が増して心地よい。
締め
今回紹介した10冊は、気分（気軽に始めたい／本格的に挑戦したい）、難易度（初心者／上級者）、読了時間（ざっと眺める／じっくり研究する）で選べる。「まずは財布を作りたい人」は『型紙つきで作れる レザーウォレット』、「幅広く挑戦したい人」は『レザークラフト 型紙大全』、「バッグや靴に挑戦したい人」は『本格レザークラフト バッグ型紙集』や『はじめてのレザーシューズ』が合うはずだ。今のあなたのステージに合う一冊を手に取って、革とじっくり向き合ってほしい。
よくある質問
- Q. 型紙はコピーして使える？
- A. 多くの本は実寸型紙をコピーして利用できる。トレーシングペーパーを使うと便利だ。
- Q. どの革を選べばよい？
- A. 初心者は扱いやすいタンニンなめしの薄手の革がおすすめ。厚い革は縫製が難しい。
- Q. 道具は最低限で何が必要？
- A. 菱目打ち、カッター、トコノール（仕上げ剤）があれば十分に始められる。
